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【捨て犬・イエス】  作者: シュリンケル
10/20

10.新たな生活

 僕は夢を見ているのだろうか。


朝の木漏れ日が暖かく降り注ぐ。


僕の身体に。僕の眠るふかふかの毛布の上に。


 僕は生きてるんだ。


---


 ”ピッピッピッピピピ・・・・”


聞きなれない音が隣の部屋から響き渡る。

(僕は身体を固くして身構えた)


やがて、部屋の奥でばたばたと物音が続き、僕のところへ駆け寄って来る。


”エリー”だ!


僕は緊張を解いて、全身で喜びを表現する。


ありがとう!(助けてくれて)

大好き!

エリー大好き!



「おはよう!イエス!」


エリーが僕を抱きしめてくれる。

うれしい!!


そしてエリーが僕の身体にひものような物を巻きつける。

(これなあに?)

僕はエリーに尋ねる。


首を傾げた僕を見つめると、彼女は「かわいい!イエスってばかわいい!」と喜びの声を上げる。


「これはね、お散歩の時につけるものよ。リードを固定するためにね。そしてお外に遊びに行くの」

(お散歩?それって怖くない?)

再び首を傾げた僕を、エリーは笑って抱きしめた。


 それはステキな一日の始まりだったんだ。


挿絵(By みてみん)


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