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旅の始まり

私、水口さやか(みずぐち さやか)は、少し前まで日本人だった。ただの日本人。けれど、今は、を”世界”を旅する旅人として暮らしている。いろんな世界を見て食べて、感動する旅をしている。

さて、では私が、そうなる前の話をこれからしよう。

私が、世界を旅することを決めた理由を。

 私の名前は、水口さやか。ただの、社会人だ。といっても、社畜だが。

さて、今日も今日とていつも通りに会社へ、出勤する。


「ふぅ。さてっと!一息ついたし会社に行きますかー」


 そして、いつも通りバスに乗り、始発の電車に乗って会社へ向かう。

会社に着くと、仕事をして、昼ご飯を食べて、たまに残業をして終電で帰る。

 そんな、毎日を送っていた。だけど、私はそんな毎日に物足りなさを感じていた。恋人?旅行?いや、もっと別の何かが足りなかった。

 でも、この今の生活には、満足はしている。だけど、ほんの少し。ほんの少しだけ、何かが足りない。なんだろう・・・・。

 通勤をしてると、ものすごいスピードでトラックがこちらにやってきた。


 キィィィィィィ!!!!


 次の瞬間、衝撃が全身を貫き、私の意識は闇へ沈んだ。


「あぁ」


 ああ、終わってしまうんだな私の人生。特別に楽しい人生じゃなかったけど、結構充実した人生を送れたと思う。本当に。


 その時、暗闇に光が満ちた。


「やぁ、さやかよ。」


 そう聞こえた気がする。きっと、俗にいう走馬灯(そうまとう)なんだろう。こんなこと言われた覚えないけど。


「おい、さやかよ!起きろ!この声は走馬灯なんかじゃないぞ!!」


「え?」


「やっと、目覚めたか」


 目を開けるとそこは椅子となんか、神話に出てきそうな神みたいなヤツがいた。そして、今さっき心を読まれた気がする。


「ごほん!!えー、はい。僕は神です。観測神です。えーと、人々からは”観測者”とか言われている者です」


「え?創造神?観測者?何言ってるの?ここは日本......」


「えっ!?ええええええええええ!?」


「私、足ない!?手もない!?目は.....わからん!!ってか、君が観測者?私とそこまで変わらない背丈だけど....」


「えーとね、君は不慮の事故で死んだと思うんだけど、あってるかな?」


「ええ?まぁ。あってますけど。....?なんで分かったの?」


 確かに私はトラックがものすごいスピードでこちらにやってきて、思いっきりひかれたけど。そして、多分ぶっ飛んだ。......そして、なんか、話をそらされた気がする。


「はぁ、言っているでしょ、僕は観測者だって。これで、信じてもらえた?」


「まだ、信じきれないけど、とりあえず信じとくことにしとくよ」


「それで?なに?私これから異世界転生するの?」


 これって、あれだよね?ラノベとかである異世界転生ってやつぅ~?


「なぜ、そんなにけんか腰なんだよ...はぁ。まぁあってるよこれから君には、世界を救ってもらう。」


「セカイヲスクウ?」


「そう。世界といっても、あれね、7つあるからね。」


「え?世界って一つじゃないの?」


「まぁ、その見解はあってるけど、正確には7つあるかな。ちなみに、君が住んでる世界は、あれだからね、マジで別次元の所にあるから全く関係ないからね」


「あーーはい。なるほどね」


「あの、別の人に頼んでもらっていいですか?」


「無理」


「あの」


「無理」


「あのね、大体、私が世界を救うなんてできないから!しかもそれが7つもあると来た。一体全体どういうことなのよ!!」


「それを言われるとちょっと痛いな」


 どうやら、図星だったらしい。世界が危ないならもっと責任感とか勇者にふさわしい人がやるものだと思うのだが。なぜ、私なのだろう。

 それに、私あれだよ?本当にただの凡人だよ?特別に、落ちこぼれってわけでもないし、いじめとか全くされてきていないし、してもいない。なのに、なぜ私なのだろう。


「と、とりあえず。あなたには世界を救ってもらいます。はいこれ、旅のお供に、聖刀・桜の刀(ゲレセンド・ドレア)をもってけ、きっと旅の手助けになるぞ」


 そういって、観測神とか観測者とかいうやつが強引に私を異世界へ転生させた。


 ~~~~~~~~~


「ん」


 私は神によって異世界へ転生させられ、今草原にて目覚めた。

その草原は、とっても綺麗だった。悩み事なんて軽く吹っ飛ばすぐらいに圧倒的だった。......悩み事は、あれだ、強引に転生させられたことだ。

 そして、私の腰には、聖刀ゲレセンド・ドレアが佩かれていた。


「はぁ、これからどうしようかな・・」


 何にも、ヒントをくれないで世界に放り出すものだろうか、ヒントもなしで世界を救えってなんだよ超難問じゃないですか。


「とりあえず、適当に歩きますか」


 そうして、私は足を踏み出した。

 しばらく歩いていると、なにやら道が見えてきた。私は先ほどまで道という道を歩いてきていなかったから、この世界にも人が住んでいるんだなと初めて実感した。

 私はその道をたどることにした。そしたらいつかは村かなんかに着くだろうと思ったからだ。

 といっても、今の時間帯が夕方なんだけどね。いやね、しばらく歩いたんだけど、どうやら私がこの世界に来た時の時間は、丁度日本時間でいう、午後だったのだ。そして、体感では歩いていた時間がさ、4時間だと思うんだよね。

 そりゃあ、日が沈んでくるよね。


「キェェェ!!!!」


 と、突然そんな声が、いや叫び声だろうか、が聞こえた。

 その声が聞こえた方に振り向くと、そこには、ゴブリンとオークが3体ずついた。そして、ふと周りを見るとすっかり暗くなっていた。


「!?」


 私は思わず息をのんだ。そりゃそうだろう、異世界に来て約5時間でモンスターに出会うのですもの。ラノベとかだったら、カッコいい魔法とかを使うのだろうか、そうやって考えると、異世界転生をして早々と戦っている人たちを私は凄いと思う。こんなに怖いとは思わないのだから。


「キェェェ!!!」


 とゴブリンが襲ってくる。私は間一髪でその攻撃を避けた。そして、間一髪で避けたのはいいが、普段全く運動していないからなのか、よけた衝動で転んでしまった。

 その隙を逃さんと、オークが大きな剣を振りかざしてくる。

 その時――


「お嬢さん、こんな時間に何してるの?」


 と、いかにも強そうな人が私のことを助けてくれた。

 まるで勇者みたいだった。


「っと、お姉さん?お嬢さん?まぁ、どっちでもいいや。君、その腰にある武器はただの飾り物かい?それを使って戦うんじゃないの?」


 守ってくれた、人がそう言う。

 そうだ。

 私には武器がある。戦える。

 そう思い、その刀を抜いた瞬間。


「――おお、やっと抜いてくれたか、ご主人」


 そう、聞こえた。脳内に直接響く感じで。その声は少女の声だった、けれどしゃべり方がとても、少女とは思えない。


「――遅いぞ、わしをいつまでも抜かぬつもりじゃないかと思ったぞ」


「え?何?なになになに!?」


「――そう、混乱するのではない。ほら、来るぞ」


 脳内に響く謎の少女の声が言った次の瞬間ゴブリンが襲ってきた。

 でも、さっきのようには行かない。私は戦うんだ!!

 そして、その武器。桜の刀を振るとゴブリンは、持っていた武器ごと真っ二つになった。


「え?切れ味よすぎない?」


「ははっ!!いいじゃん!その調子でこいつらを蹴散らそう!!」


 私を間一髪で救ってくれた人が言う。私はそれに答えるかのように、ゴブリンをもう一体倒した。


「いいじゃん、いいじゃん!!あとは、オークだけ!」


 そうして、私と私を救ってくれた人でオーク3体、ゴブリン3体を倒した。


「やるじゃん、あっ!俺の名前はヘロイヤ。勇者だ。」


「ゆ、勇者!!?」


「そう、勇者。だけど、今は世界の人たちを助けるために世界を旅してる」


 そう言って剣をしまうと、ヘロイヤという勇者はその場から立ち去ろうとしていた。私は必死で彼を止めた。


「わ、私もその旅について行っていい?」


「俺の旅についてくるの?結構大変だよ?」


「そ、それでもいいの!!私がそうしたいと思ったから!!」


 本当に理由はない、ただそう思っただけ。あの戦いで、旅をしていると聞いて私は、その旅についていきたいと思った。ただそれだけ。


「そう、か。わかった、ついてきていいぞ、俺の旅に」


「ありがとう!!」



 そうして、私、水口さやかは世界を旅する決心をしたのであった。




最後まで読んでくださってありがとうございます!!

僕自身、結構うまくできたと思います。結局2週間ほどかかりましたが、時間を掛けた甲斐がありました。うまく、まとまっていると思うのですが....。でも、何かあったらアドバイスお願いします!

それと、この作品を皆さんに長くお送りできるように頑張りますので今後とも応援のほどよろしくお願いします!!


それでは、また来週に会いましょう!!

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