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冒険者ギルドの依頼人  作者: いかや☆きいろ
一章 冒険者たち
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マリモ:魔人ギリオス1

 ねむすぎ……。誤字とかあったらすみません。十万文字突破しました、有り難うございます。みなさんの応援のお陰でここまでこれました。



 魔人さんが現れたのでこっそり枝を伸ばしたけど魔力だけで焼かれた。うーむ、さすがにこれだけで勝てるほど上位の人たちは甘くないか。シータさんとか縛っても力で引きちぎるからね。試してる。いつ、とかはまあね、何度も一緒に寝てるから……ちょっと息がはあはあしだして危うかったので縛ってみたら魔力状態では彼女の魔力に勝てなくてね……。そのあとはもうね、ちょっとサラダ感覚で食べられるんじゃないかとガクブルしたけどわりと……。そういう話は今はするべきではないね!


 さあ、戦争だよ!


「雑魚は俺がやるっス!」


 遅れて来たレンジくん、だけど実は彼の持っている殺虫剤は戦闘において最強クラスのチートだった。ゴブリンに効くだけで充分神レベルチートだけど、オークとかグールとかにも効く。この戦場を混乱におとしめるには充分な力だ。


 よくわからないがエアロゾル化というスキルで発生させた毒物を空気に均等に散らすことができるらしく、何十何百という敵の雑魚は倒れていく。


 よくやったレンジくん! ボーナス確定! 白金貨は出せないが大金貨は出すぞ! ちなみにシータさんゆずちゃんフェイトちゃんには白金貨! いや、レンジくんもこの基準なら白金貨払わないとダメなのかも?


 少なくとも兵隊クラスは半分以上倒したしね。……え、ヤバくないあの殺虫剤。


 あんまり初心者冒険者に大金渡すとヤバそうなんだよね。レンジくん対人能力弱そうだし。あとでゆずちゃんと相談してからだね。ゆずちゃんと私で守ればたいていどうにかなりそうな気がしてきたし。お金はゆずちゃんに持たせるのも有りかな。あの子自分ではお金は全く使わないしね。他人には躊躇しないで使うから怖い。


「みなさん! 俺のスキルで確認した敵数781から352に減りました! 殺虫剤で倒せそうなのはあと58! 残294、ヒルジャイアント、オーガ、デーモン系は残存でッス!! たのんまッス!!」


 うお、レンジくんやるじゃん! 有能な指揮官みたいだよ! そっか、狩人の神職なんだ。一応神様にもらったスキルだもんね。立派にチートじゃないの!


 そして今もゆずちゃんがアークデーモンと殺り合いにいった。相手はいかにも魔法を使ってきそうな山羊頭の悪魔だ! あれってバフォメットとか言う魔法に特化した悪魔?


 …………魔法を使うスキマもないほどに高速でゆずちゃんに拳で攻められているよ!


「絞める絞める絞める絞める絞める絞める絞める絞める!!」


「な、なんだそれは! 物理攻撃など我には通用……グギャアアアアッ!?」


「神様に選ばれた料理人をなめんなぁっ!!」


 バフォメットの首がするりと飛んだ……料理人はすごいなあ。ハハハ。


 料理人はそんなんじゃないから、ゆずちゃん。え、そうじゃないとダメなの? まあ、あのゆずちゃんのスキルはあとで考えよう。あれこそがチートだ。


「ふむ、お主が妾の相手かの?」


「キャラを作る必要はないぞ。死亡フラグも立たずに貴様はここで死ぬ」


 九尾の狐のようなアークデーモンとシータさんが開戦した……。あれって玉藻前とかいう日本最古の妖怪ではなかったっけ……。


 シータさんの言語は考察するだけ無駄な気がしてきたが死亡フラグもキャラを作るもすでにこの世界にある言葉らしい。そもそも翻訳が無理目にされてる気はするし、女神様が輸入した言葉もたくさんあるからなぁ。SFとファンタジーは通じなかったけど。大本は日本語らしい。


 おっと、戦いはシータさんの斬撃を狐なデーモンが扇子で打ち落としているが、とにかくシータさんの動きが滑らかすぎる。体の動きは見えるけど剣は止めた瞬間しか見えない。時々火球のような魔法を敵が放つがそれも斬り落とし、残滓で頬を焼かれたりしているもののシータさんはほぼダメージを受けずに狐なデーモンを追い詰めていく。


「物理主体かや!」


「しゃべっている暇はあるのか?」


「ぬうおっ! 見えん! かくなるうえは!!」


 なんか狐のデーモンが変身を始めた。ああ、スピードで負けてるから獣の形になるつもりらしい。辺りの空気を巻き込むように徐々に体を膨らませていく。魔力を集めているのか。


 でかい。できあがった玉藻前は体高四メートルはある、化け物だ。


「この体なら力も速度も負けはせぬっ!!」


「そうか、聖竜よりはるかに弱そうなのは気のせいか」


 変身して口上述べてるところにシータさんはすぐに斬りかかっていく!


 まああの変身シーンって隙だらけだなって私でも思うもの。シータさんは非情。本人に言ったら泣かれそう。


「なっにっ、ぬっね、ノー!!!」


 うんと、ごめん、私にはシータさんの動きは見えない。すでにアークデーモン玉藻前の首が飛んでる。……強すぎるから。アークデーモンって確かSランク数人で挑まないとダメだったよね。


 あとでベッドでめちゃ解説されたけれど「変身後の油断を突いて最大の奥義で突いた。正直まともに戦ったら絶対に、終わらなかったか負けていた」らしい。


 そのハードな方も見たかった。私も援護したのに。


 さて……デーモンは私の敵だ。二人にはデーモン以外の攻略を任せた。私の治療が始まる。






 あと一話で一章終了です。明日ですね。今年中に一章だけでも終われてよかったです。



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