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アジトに着きました
反乱分子がアジトにしている酒場に到着した。
かなり立派な二階建ての建物である。
一階は酒場として使われているようだ。獣人が何人か酒を飲んでいる。
さらに覗き込むと、二階は宿泊所のようだ。
恐らく、リーダーの虎人がいるのは二階だろう。
俺が頷くと【邪道師】シノンと【魔人】セイノスが配置につく。
俺は【七星神槍】の全能力を解放するマントラを唱える。途端に体が眩い光に包まれる。
ユウを見ると、禍々しい赤いオーラが、ゆらゆらと立ち昇っている。なんでも、赤いオーラが血を吸収すると【槍王】ユウが強化されるらしい。
「よし、行くかっ!」
「はい! 血の川を作ってやりますよ!」
「エルダも暴れるぞ!」
エルダをよく見ると、瞳が蛇のように縦長になっていた。【龍人】の戦闘時の姿なのだろうか。後で聞いてみよう。
「一気に二階へ上がって虎人を確保する!」
俺達は酒場にいる獣人を音も無く倒し、一気に階段を駆け上がった。




