表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/78

ダンジョンの激闘

 草食系動物の大群を壊滅させ、俺達は歩を進める。


 「気持ちいいダンジョンだな〜〜」


「先生、倒した動物で焼肉がしたいですな!」


 すっかりムードメーカーになったゾッドの発言で皆が笑う。


 このダンジョンは、見渡す限りの緑と、清浄な空気で癒し効果抜群である。


 草原の癒しを味わっていると、またもや、水平線の向こうから、地響きを挙げて動物の大群がやってきた、


 今度は、まるで鎧のような皮膚をした犀や、重戦車のような象などの大型の草食動物だ。


 大型の草食動物が、大群で迫ってくる様は圧巻の一言につきる。


 「ゾッドとエルダは入口まで戻れ!」


 俺は【七星神槍】の能力を全解放するマントラを唱えた。途端に体が眩い光に包まれる。


 「仙人様、本気を出しましたね!」


 軽口を叩くユウを見ると、血のような赤いオーラが全身を覆っている。


 「ユウ! その赤いオーラは新しい能力か?」


 「はい! どうやら、このオーラが敵の血を吸収すればするほど、俺が強くなるようです」


 エゲツない能力だな。


 冒険者の中にも強者がいて、悪魔を召喚して戦わせる男や、炎の巨人になって戦う男がいたりして、見ているだけで楽しい。


 難敵を前にして、俺達は冒険者と協力して迎撃した。


 ◆◆◆


 「俺達はここまでだ」


 そう言って、一緒に大型の草食動物を撃退した冒険者達は、入口に戻っていった。


 生死を賭けた戦いを共にしたからか、冒険者達に親近感が湧いてくる。ダンジョンから無事に戻ったら酒でも飲みたいものだ。


 「次はフィールドボスが出るから気をつけろよ」


 冒険者のアドバイスが有り難い。


 「フィールドボスぐらいは倒してから帰りましょう」


 相変わらずユウはやる気マンマンである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ