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獣王ガイロウという益荒男

 現在の獣王国を治める【獣王】ガイロウは、獣王国史上において、偉大なる革命を起こした。


 絶対強者である肉食系獣人が支配してきた獣王国で、奴隷として迫害されてきた草食系獣人が、初めて【獣王】となったのだ。


 牛系獣人の中でも、最強と名高い“バッファロー種”として生まれたガイロウは、優しく穏やかな草食系獣人のために、誰よりも血と汗と涙を流してきた。


 この勇敢な益荒男は、仲間と共に肉食系獣人を次々と打ち破り、遂に悲願であった【獣王】となる。


 王となったガイロウは、稀に見る名君として獣王国を治めてきたが、一部の肉食系獣人達は、常にクーデターの機会を伺っていた。


 奴隷として扱ってきた草食系獣人の下にいることが我慢ならないのだろう。


 この反乱分子達に、タカーマハラ王国の【勇者】が加わって、一気にクーデターが現実味を帯びてきた。


 ◆◆◆


 「タカーマハラ王国としては、ガイロウに獣王であって欲しいの。好戦的な肉食系のヤツらが獣王になったら戦争になるわ」


 シズさんが嫌悪感から眉間に皺を寄せている。


 「分かった。クーデターを企てている肉食系のヤツらと戦闘になるかもしれないから、獣王に会っておくか?」


 「そうね、筋は通したほうが良いわね」


 俺達は獣王に会うことにした。

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