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もう一番

 マユミの掛け声を聞き終えると、エルダは躊躇なくは組みついてきた。


 龍人の優れた身体能力を発揮して、力強く胸と体を押し付けてくる。


 確かに凄い膂力だ。


 【仙人】の俺と同等の力を感じる。


 だが、恵まれた身体能力に頼り過ぎて無駄が多く、逆に投げやすい相手といえる。


 まずはエルダを極度の疲労状態にして、正常な判断ができないようにする。


 セクハラはその後だ。


 エルダは体を密着したまま、必死に俺を土俵外に押し出そうとしている。


 俺は瞬時に体を左へ開くと同時に、エルダの背中をはたいて前に落とす。


相撲の決まり手の一つ、はたき込みが綺麗に決まった。


 「お前の負けだ」


 「もう終わりか⋯⋯ 神は喜んでくれたのか? 」


 「俺には分からん、もっとやるか?」


 「当たり前だ!」


 エルダは満面の笑みを浮かべながら突っ込んできた。

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