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下着姿になろう
下着姿になったエルダの豊満すぎる胸に、視線が釘付けになる。
正面から見ると、重力に負ける事なく、綺麗なお椀型をしている。
「エルダ、俺の真似をしろ」
俺は天高く足を上げて四股を踏む。体軸が出来ている証拠だ。
怪我をしないように、四股で念入りに体を温める。
エルダは足が上がらず初めての四股に四苦八苦していた。
「円の中心に来い」
土俵中央にエルダを呼ぶ。
これから海外モデルのような美女に、セクハラし放題なのである。考えるだけで胸が高鳴る。
そうだ、行司がいないな。
「マユミー! ちょっと来てくれ」
マユミとエルダに行司のかけ声と意味を教える。
「じゃ、やるか!」
昼下がりの庭が、ピリッとした緊張感に包まれる。
「はっけよい、残った!」
マユミの透き通るような声が響いた――




