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討伐前夜

 王都を出てから【悪徳王】がいる山間部まで、休むことなく移動し続けて、三日かかった。


 過酷な旅かというと、そうでもなく、超大型バスのような乗物の中には、温泉風呂やBARなど、快適に過ごすための工夫がしてある。


 宿泊する時は平坦な地にテントを張り、野生動物や魔物の侵入を防ぐ結界を、魔術士達が張ってくれる。


 王国の兵達は、非常にリラックスして過ごし、各々が士気を高めているように感じる。


 龍人エルダが、兵達にナンパされて大喧嘩になったりもしたが。


 いよいよ明日から【悪徳王】の拠点に侵攻するようだ。


 したがって、今夜が侵攻前の最後の夜営になる。


 魔術士達は、結界レベルを限界まで引き上げ、さらに金属製のゴーレム達が、巡回警護するという念の入れようだ。


 【悪徳王】の奇襲があるなら、間違いなく今夜だからな。


 俺も【魔鋼銀虎】という伝説級マジックアイテムを二体持参した。簡単に言うと、虎型のロボットである。なんでも、地上最強種である龍と、互角以上に渡り合える強さらしい。


 【魔鋼銀虎】をテントの外で待機させ、奇襲に備える。


 若干、緊迫感があるが、今夜もテントの中で【霊獣】マユミとの時間を楽しんでから寝るとしよう――

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