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悪徳王を倒しに行こう

 朝はゾッドを指導して、夜はシズさんと【霊獣】マユミと俺の三人で、プレイを楽しむ、という平和な日々が一週間ほど続いた。


 ◆◆◆


 朝の稽古終わりに、ゾッドから相談を受けた。


 なんでも、国王から【悪徳王】討伐の勅令を賜ったそうだ。


 「【悪徳王】って何者?」


 「裏社会の王で、通称キング・ロードと呼ばれています。犯罪の権化のような男で【悪徳王】というのは残虐非道の限りを尽くして得た【職業】の名前です」


 「話を聞くだけで悪さが伝わってくるな。でもさ、たかが犯罪者に【英雄】が出る必要あるのか?」


 「【悪徳王】が【勇者】並みに強く、配下にも強力な駒が揃っているので【英雄】の私に勅令が下りました」


 「そうか、まぁ武俠兄妹がいれば大丈夫だろ?」


 「前回の【悪徳王】討伐作戦では武俠兄妹が追い詰めたのですが、討伐に至らず逃げられました」


 へぇ〜〜、武俠兄妹でも仕止められなかったのか⋯⋯


 「相談というのは⋯⋯ 、先生も【悪徳王】討伐遠征に参加してほしいのです!」


 ――面白ェ!


「分かった。暇だからいいよ。何より弟子の頼みだからな」


「では三日後に出発になります。よろしくお願いします」


 ゾッドが深々と頭を下げる。


 かわいい弟子の栄誉のために、頑張るとするか――

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