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Bブロック三回戦
「さぁ番兵対達人王の仇討ちなるかガーナそれを寄せ付けないか!ゴーキ先生!!」
「へへへっ!胸を借りますぜゴーキさん」
「ほほっまぁ握手でもしよか?おデブちゃん」
ビキッという効果音と共に
その大きな手で握手しようと
(握り潰してやるよジジィ)
その皺くちゃな手を握り潰そうと手が組み合った瞬間。
ガクンっ!
ガーナは膝をついた!
(なっ?)
「ほー膝をついても目線はワシより高いかえまぁ」
そのままゴーキはガーナの手から身体を操作し、仰向けにしそこから動くことはなかった。
「〜っ!!……参った!」
「まぁワシの手の内ってこった悪いのぉガーナくん」
観客はひたすらにお〜という感嘆符のみ残した。




