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異世界拳闘道  作者: 泰山仙人
アナルガルド最強決定戦
87/98

Bブロック二回戦 ホマグロ対ガーナ

「はい、じゃあ始まります漁師対番兵という今大会二回戦でのローカル系でーすじゃあ始めます」


「おいっ実況もっと盛り上げろやぁ!!」


「はい、番兵のご登場でーす」


「観客もなんか冷めてるし」


「ヤナタ選手の入場です!!!」


歓声が上がる!!!


「構えてぇえええ!はじめぇええ!!」


ヤナタは漁師の杜を構えるように

対してガーナは構えず見下ろすように踏ん反り返る。


ズンズンと両者歩み寄り。


両者の拳がお互い顔面を捉える。


轟音と共に始まったこの勝負


技なし力のみの轟音バトル

当然観客のボルテージは上がるそして


ヤナタは思うこの男の底知れないタフネスを


最初は獰猛な獲物、タッパばっかしで簡単に仕留められるそう踏んでただがどうだこんなに耐えるとはこれは獲物じゃねぇ!

海の大岩だ全てを受け止める!


 だがこの打ち合い部が悪かったのはガーナである。かれ自身の蓄積ダメージもあるが何より無酸素運動を常とする漁師の肺活量は凄まじいものがある。連打の回転数、そしてそれを動かす筋肉守る為の筋肉と狩る為の筋肉自ずと見える決着。


ヤナタは最後の1発がガーナの胸部に深々と打ち込まれた。


「待ってたぜ」


ガーナはヤナタの頭をロックしフロントネックを仕掛ける。


(やられた!!俺の息が尽きるそのタイミングで締めらた!!)


 ギリギリと閉まるヤナタの首抵抗したくとも吸う息がない、肺に酸素がない。ヤナタの意識はここで途絶えた。


「勝負あり!!」

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