Aブロック 二回戦 鉄斎VSバンジー
鉄斎控え室
鉄斎は自身のコンディションを見つめ直していた。
今回の戦いで俺は気功をどこまで昇華させられる?螺掌流は?その答えの試金石としちゃあ心許ないが実験台になってもらうぜバンジー
バンジー控え室
「一回戦終わりからここまであの死にかけた一戦で見えた新しいスタイル!どこまで通用するか試す」
「さぁ始まりました!アナルガルド最強トーナメント第二回戦!!殆ど無傷の鉄斎に対し無傷とは呼べないバンジーどちらが三回戦へと駒を進めるのか!!」
両者が入場する。
「構えてぇえええ!試合開始!!」
鉄斎はいつもの通りの構えに対しバンジーは両腕を下げ前傾姿勢で下から突っ込む構え。
グラウンド狙いか?
バンジーはギムルと戦ったあの記憶の中から自身の開きかけたあの感覚を待っていた。
こいこいこいこいこいこいこいこい!
鉄斎は踏み込み初手
螺掌流 気闘 剛ノ型 「螺掌底」
なんつー踏み込みの速さ…この攻撃は捌ける!
「?!」
バンジーは上半身を反らせて躱す。
鉄斎はそのまま右手を顎で掴み左手をバンジーの腰に回し
螺掌流 気闘 柔ノ型 「兜落とし」
加速したバンジーの頭部は地面に向かって真っ直ぐに叩きつけられた。
バンジーは両手を頭の後ろにしどうにか受け身を取る。
「くっ!!……ぬっ!」
螺掌流 気闘 剛ノ型 「断息」
バンジーは白目を剥き二回戦は終わった。




