Bブロック 第四試合 グーニー対光圀
「さぁ本日最終試合です!!今回の大会発起人の光圀陛下対戦場格闘の雄グーニー選手です!!」
両者が入場し備える。
そしてそれを観客席で見守る俺ら
「鉄斎さんがあんな事言うから陛下あんな事言っちゃってなんかあったら打ち首ですよ?」
すんげぇ久しぶりに見たニーカに言われた
「全く」
「いや、でも本当に一撃で終わらせる気だわ」
「陛下がそのつもりでも相手はグーニーですよ?あらゆる戦場に降り立ちほぼ無傷で戦果を挙げる名手ですよ?」
「いやぁまさかまさかとはおもったんだがよぉ陛下さぁ気功武闘使えるよな?親父?」
「バレたかの」
「あの陛下はもともと王家秘伝の震貫拳に加えて気功武闘を習得しとるよ」
「えっ!!」
一同が驚愕する。
「まぁ代を経る毎に世界の情勢は複雑怪奇になり王の事務作業が増える事で王家の秘伝が弱る事を嫌ったのじゃろう。まだ皇太子にすらなる前にワシに教わりに来たよ。」
「へー」
「はじめっ!!」
グーニーが距離を空けて光圀を観察する。
(ふーむ光圀オオアザ国現皇帝自国内での二つ名は戦帝ねぇその煌びやかな道着の中に内装されている筋肉は王と呼んで差し支えないレベルそして駆け引きは得意な人種だどう切り崩すかね)
「ん?来ないのかじゃあこちらから」
(馬鹿な踏み込んで来ただと?)
グーニーはその行動の狙いを探りながら光圀を迎え撃つ為にサイドステップを刻み右の速射砲と同時に距離を空ける。
観客席では
「フィールドの使い方がこの上なく上手いな」
「先程の戦いで平らとは言い難いあの地面を滑らかに回りましたね」
「ふうむ陛下は何を狙う?」
「無礼講でいいんだよな?」
するとグーニーは即座に回りこんだ勢いのまま光圀に目潰しを敢行する。
ビキっ!
だが光圀それを額で受ける。
「…〜っつ!」
離脱しようとした所でグーニーは膝から崩れる。
(何がグルグルするぞ視界、いや平衡感覚が不安定に)
「脳震盪かいわゆるボクサーの顎先を掠めるパンチによって脳を揺らして指令をシャットアウトする」
「俺の負けだ」
「それまで!!!」




