Aブロック 第三試合 パッチ対ルッソ
パッチ
165センチ
75キロ
ルッソ
202センチ
120キロ
「さぁやって参りました!!Aブロック第三試合!!喧嘩術対護身術!!暴力対武力!!」
腕をパキポキとならすルッソ
対して前羽の構えで備えるパッチ
先に口を開いたのはパッチだった
「君のような野蛮人から弱き人々が自衛する為に広めたこの武負けるわけにいきませんね」
「・・・・・とっととかかってきな」
「護身術ですよ先制などする訳がないでしょう?」
「・・・・そうかい」
ルッソはそのまま大きく振りかぶる
パッチはその様子に驚く!!
(なっ!!なんですか!!こんな分かり易すぎる攻撃は!!私をおちょくっているのか!捌いてその腕へし折ってくれる!!)
全体重を乗せた巨拳が炸裂!!
パッチはそれを稽古よりわかりやすく両手で掴んで腕をへし折る―――筈だった。
(良し掴んだそのまま足と両手を使ってへ――)
だがルッソの拳はその掴んだ腕をものともせずにガードを突き破りパッチの胸に深々と突き刺さった!!
(なっ!!)
バキバキとパッチの胸骨が砕かれる音がコロシアムに響いた!!
「ごっはっあ!!おぉおおお!」
地面に崩れ落ち曼荼羅を打つパッチ!、
「いかん!!医療班を大至急!!急げ!!!」
「勝負有り!!」
「一瞬の幕切れです!!これが路上であるならば非はこの男でしょう!!しかし!ここは地上最強を夢見るコロシアム!!勝者が正義であり、敗者が悪なのです!!このコロシアムに置いてもっとも正しいのは!立っているこの男ルッソ・ガービンなのです!!」
流閣と鉄斎はその光景を日常として見守る中コロシアム観客たちは騒々しかった。




