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異世界拳闘道  作者: 泰山仙人
アナルガルド最強決定戦
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アナルガルド究極トーナメント

 事の始まりは、各国首脳陣の偶然の思惑の一致だった。


 魔術とはこの世界で最強なのかと?


 今回の魔人騒動で魔人との戦争で正面からまともに戦えたのはオオアザの武人達だけ、それ以前にも魔獣達とも一対一で勝ったのも一線級の武人達であった。


 その後も強化魔導兵を倒したのも格闘家(実際目にしていないのでなんとも言えないのだが)


 魔人達の王を倒したのは小さな島国の魔力を持たない一格闘家ではなないか


人間達は、闘争に於いて武術を低く見過ぎでいたのではないか?…と


各国首脳陣は願ったこのアナルガルド最強の戦士を見たいと



 そして噂の渦中にあった島国の宮殿では、鉄斎は王に招かれていた。



「鉄斎よ、永きに渡り流閣の監督ご苦労であった、そして其方らのおかげでこの世界は"魔"ではなく"武"を至高とする考えが芽生えた。そして後の世にまでそれを知らしめる最後の一手がこの後に講じられる」


「それは如何様なものでしょうか」


「ウムっそれは」


「それは」


すると王は拳を高々と突き上げ

「アナルガルド最強を決めるぞぉ!!」


「?」


「もうね、ぼちぼち決めても良いと思うんだアナルガルド最強の男を!!

各国首脳陣の合意は得てるから旧帝国の首都にコロシアムを建設するだけだよ!!」


「はっはぁ…」


「なんだ?その後気の無い返事はお主と流閣は特別シード枠で出場だぞ?

後二年掛ければ出来上がるそうだから、その間にファダール家とか各国首脳陣のツテというツテを使ってアナルガルド最強決定戦トーナメントに招聘する猛者を集めるぞ。」


「俺は構わないんですが流閣の方は後半年は身体は動かせませんし、武人として復帰するのは相当難しいと思いますが」


「アレは破槍を継いだのだぞ?必ず戻る。」

その目には信頼してるという事をひしひしと伝えてくる。



かくして、アナルガルド最強トーナメントの開催が決まった。


二年後アナルガルド最強トーナメントが開催された。





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