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異世界拳闘道  作者: 泰山仙人
ネール闘技場トーナメント編
21/98

steptorida

開始直後セイニヒが加速し鉄斎の視界から消える

鉄斎は目に気功活性を施しセイニヒを捉えようとする。

(速さだけならオーガを凌ぐな、この速さやはり捕まえるのはしんどいな)


セイニヒは闘技場の地面を削り砂埃を上げる


鉄斎は気功活性を視界強化から聴覚、嗅覚、触覚に切り替えた。

(こっちから下手に動けねぇなら備えねぇとなぁ)


鉄斎は構えを解き脱力させながらも感覚を研ぎ澄まして行く、


パチっ


(静電気?)


セイニヒが低い位置から入り込み高速のパンチを放って来る。


螺掌流 気装 受ノ型 「流盾(りゅうじゅん)

相手の攻撃の側面から力を加える事により攻撃を逸らす技相手の乱打や不意打ちに即応出来る為使い勝手が良い。


セイニヒが鉄斎に一撃を逸らされながらも離脱を含めた駆け抜けて行く刹那、セイニヒは親指の術式により鉄斎の頭にマーカーを設置、



離脱した後セイニヒは更に加速する、その様子に鉄斎は驚く


(まだ加速するのか?でもそんだけ速けりゃ正確な攻撃は出来ねぇだろ?)


一閃セイニヒの拳が鉄斎の顎掠める。


思わず鉄斎膝をつく

(クソッタレ脳を揺らされた立ち上がる所を狙われるな)


鉄斎は正座をして待ち構える。


セイニヒはその様子にただただ疑問を覚える

(何が狙いだ?油断を誘う為か?それに雷速を維持するのにも限界がきてる後二、三発しか雷速の特攻は出来ないだろう、なら!)


鉄斎の右斜め後ろから加速を乗せた右ストレートが繰り出される。


気功予知×気功操作×螺掌流 柔ノ型 「座縛(ザバク)


合気道における護身技から先代螺掌流当主が着想を得て生み出された技この技は座りながらでも相手御する事を旨とする


(そしてこの技に繋げられるんだよ!)


螺掌流 柔ノ型 「唸腕(うねりかいな)

腕を捻られセイニヒがその加速のまま地面に叩きつけられる。


頭から地面に激突したセイニヒの視界が一転するもセイニヒは意地で立ち上がりよろめきながらも構える。



セイニヒ完全に虚を突かれカウンター使いなのにミスミスカウンターを取られ、なおかつ死なないように手加減までされている。


(これほどまでの屈辱ははじめてだ!雷速は出せてもこの状態じゃあ制御不能ならば打ち合うだけだ!)


ジリジリとセイニヒが近づく


一方鉄斎は、ゆっくりと立ち上がる。

「足元が定まったな」


セイニヒは拳の射程に入った途端に左右の高速連打を放って来た。

(ヤツと俺との戦闘スタイルは真逆と言っていいなら組みつかれる前に連打でオトす!)


鉄斎は前羽の構えで悠然とその光景を眺める。


気功操作×気功予見×螺掌流 基本歩法 摺足

幽体捌き(ゆうたいさばき)



「「「「「「「すり抜けた!!???」」」」」」」

観客全員が驚愕の声を上げる。


だが最も驚いているのは打ち込んでいるセイニヒ

(クソっ打ち込む速度はマックスなのに当たる気がしない)


踏み込みが深くなったところで


鉄斎は右ストレートを左右のヘッドスリップで躱し首でロック固めた相手の腕の下から肘を捕まえ、上にへし折る。


ゴキン、、


「あっああ!!」


顎が上がった所に鉄斎は掌底を放ちセイニヒは膝をつきながら倒れ込んで試合は終わった。


(格が違う)


「勝負あり!!!」


セイニヒ対鉄斎の試合は鉄斎の勝ちで幕を降ろした






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