武閣流対 万能 魔闘士
流閣の性格が若干変わってますがキレまくってるからです。
あの試合から四日後
ジェイクに挑むにはそれ相応の実力と戦績が必要な為流閣は四日間試合に出続けた全て勝利しジェイクとの対戦が組まれた
一方鉄斎は半分の二日間位しか闘っていない
試合当日
実況「さぁやって参りました万能魔闘士対極東の国オオアザの戦士の試合です。本日は解説のハーシーさんに加え同郷の鉄斎さんにもお越しいただいています本日はよろしくお願いします。」
鉄斎&ハーシー「「よろしくお願いします」」
実況「本日の試合はどのように見られますか?先ずはお馴染みのハーシーさんから」
ハーシー「そうですね流閣選手の実力はこの四日間の試合で出ていましたが魔術は使えないとみて間違いないでしょう対するジェイク選手は万能魔闘士ですから魔術による戦闘の幅は広いですからね。流閣選手は厳しい相手かなと」
実況「なるほどそれを受けまして鉄斎さんはどう思われますか?」
鉄斎「ん〜流閣のメインウエポンは貫手ですあの威力はオオアザの国でも上位に入ります、また彼は踏み込みが鋭く身体は頑強です一発二発では倒れないでしょう」
実況「なるほどこれはなかなか楽しみになりそうです」
鉄斎は内心ゴチる
ニーカの奴めなんで俺が解説せにゃならんのだレナはレナでどっか行くしはぁ〜宿に帰りてぇなぁ。
…流閣冷静さを欠かなきゃいいが、
レフェリーが試合コールをする直前
ジェイクは微笑みを浮かべたまま
「君が今回の生贄かぁまったく未だに古い技術に頼るとはまぁ魔力の素養がなけりゃそれにしがみつくしかないのかもね、どうする?なんだったら属性2つに絞ってあげようか?それともすぐに叩きのめしてあげようか」
流閣は静かな表情で告げる
「私は構わない。貴方がどのような魔術を使おうが私は一向に構わない!!そのグローブとブーツを存分に使え!!正面からへし折ってくれる!!貴様が捨てた武を思いしらせてくれる!!」
するとジェイクは侮る様な表情から一転して殺意に満ちた表情になる
「手品だと?手袋とくつ下?いいよそんなに言うなら見せてあげようこの闘技者唯一の万能魔闘士のジェイク様の実力を!!」
レフェリーは宣告する
「それではいいな!構えてぇええ!!試合開始!!」
ジェイクが風魔術で加速し、膝を土魔術で硬化させ右の飛び膝蹴りを喰らわせる!
ハズが流閣これを足払いで阻止し体勢が崩れた所に寸止め
「一本」
ジェイクはブーツに施した風の術式で砂埃を発生させ流閣の視界を奪う…が流閣これを物ともせずジェイクが潜んでるであろう場所に正拳突きを放つ
「ぶっ!」
ジェイクは3メートル程後方に吹き飛ばされた
鉄斎「愚策だなありゃ」
実況「それはどういったことでしょうか?」
鉄斎「流閣の戦闘スタイルは武閣流かベースとなっています。武閣流は元来オオアザの国建国時よりも前からあった合戦の場で発生した物です当然戦には夜襲、奇襲様々な状況がありますから即応する訓練を叩き込まれます。そして相手は一流の魔闘士ではあるが格闘術は一流の格闘じゃない、戦う距離が違うならまだしも近距離戦なら勝てるワケがない」
まっあちらさんが何か奥の手を隠してるから話は別だろうがな
ジェイクはめげずに火魔術と風魔術を掛け合わせた手刀を構える
流閣は踏み込み距離を詰めてモーセを放つ
ジェイクは吹っ飛び流閣は仁王立ち両者の立場の明暗を分けた
ジェイクがヨロヨロと立ち上がろうとする前に流閣は近寄り胸ぐら掴んで静かに言い放つ
「これが武閣流だ、貴様は武閣流を舐め過ぎた!!」
「あっ…が」
するとジェイクは目を押さえて指の先から風魔術を放った
「エア・スピア」
流閣は咄嗟にヘッドスリップで躱すも頰から血を流す
その隙を突いてジェイクは距離を取るすると吠えた
「ふざけるなぁ!時代に取り残された過去の遺物共がこちとら最新の魔闘士の最高峰だぜ!!テメェらとは出来が違うだよぉ!!」
雄々しく吠えるも流閣の拳が無情にもジェイクの鳩尾を捉える
「ガバァッハぁ!!」
そのまま流閣は技を繋いでいく
「フン!!」
右猿臂
ゴッ!
左正拳三連突き
ドドドッ!
ジェイクは意識を朦朧とさせながら思う
(負けるのか俺が?)
右手刀
スパァァアン!
(この俺が)
左腕で首を掴み
ガシっブウゥン
(魔力まだ尽きてないというのに)
喉元への膝打ち
ボゴォン!!
「コヒュゥッ!」
右弧拳
カンっ!!
(最高峰たるこの俺がぁああ!!)
正拳六連突き
ドドドドドドン!!
(コイツはいつか絶対万能魔闘士として倒すうぅ…、)
最後モーセが額を穿つ!!
ジェイクの意識はここで途切れる
「勝負有り!!」
流閣は倒れたジェイクに言い放つ
「意識がないだろうが伝えておくこれが武閣流だ!!そして最後に当てたのは我が師が授けた技モーセだ」
静かな会場の中流閣は引き上げた
ジェイクは奥の手の全身魔闘がありますが出す前に倒されました笑笑




