万能魔闘士
魔闘士ばっかり負けてたのでぼちぼち強い奴を出そうってことで登場したのがジェイクです
この世界には現在
火、水、風、土、の4つの属性が基本となっている。
セイニヒの雷は水と風の混合の突然変異である。
これら全てを使える者を万能と呼称される
万能魔術師
万能魔闘士
そんな万能魔闘士が本日のメインカードだった。
実況「さぁやって参りました本日のメインカードは万能魔闘士ジェイクと魔物のオーガです!!」
解説「いくら万能魔闘士といえども本日のオーガ戦は不利ではないでしょうか活路があるとすれば全属性を如何に活用するかでしょう」
レフェリーが
「構えてぇええ!!試合開始!!!!」
―鉄斎視点―
「始まったな俺と流閣が難なく倒したオーガよりあの個体の方が強いな」
流閣も頷く
「えぇ恐らく一対一の戦いに適応したのでしょう」
―ジェイク視点―
「来なよオーガ人の最高峰が君と戦うよ?」
オーガが蹴り込む
肘に魔力を走らせる!!魔闘術 水魔闘×風魔闘
「アクア・カッター」
オーガの膝頭から血が吹き出る
オーガが脚をひきづる
オーガは口から魔撃火球を繰り出す
それを
魔闘術 土魔闘×水魔闘
腕の表面に土の壁プラスしてその上に水が吹き出る盾を作り火球を防ぐ
バァンン!!
「今度はこっちだ!!」
魔闘術 火魔闘×風魔闘
グローブに描かれた火の術式に風の術式を組み込んだ拳をオーガにぶつける
「ホット・ウインド・ナックル!!」
オーガがうめき声を上げる!!
「ぐあああ!!」
脚のブーツの先端に風魔術を走らせ蹴りを放つ
「ウィンド・スパイク!!」
オーガの顔が中に浮いていた所に右のかかと落としを喰らわせる
土魔術を火魔術で高温とかしたインパクトの瞬間にブーツの踵部分に出現させた岩が爆ぜる!
「ロック・ボム!!」
オーガは床に倒れ決着となった
ジェイクはおもむろに大声でこの魔闘士の有用性を語り出した。
「身体の最低限の動かし方は格闘術がいるけど、この魔術があればこのようにオーガも簡単に倒せる武術家なんて時代遅れさ昔敵の城門を素手で破った人が居るらしいけど動くこの上級魔物を倒す事ができるのかなぁ?なんてね挑戦者待ってるよ〜そのかわり多額の資金がいるだろうけどね」
この発言を良しとしない者がいた
その者は己が師匠を敬愛し、武に殉じ、ひたすら研鑽を重ねた手は丸みを帯び指は短く太くそして強く握りしめられていた。
人を殺しかねんばかりの殺気を放つ男
流閣である
天涯孤独だった自分に武術と愛を教えてくれた。
生まれて初めて褒めてくれたその笑顔、暖かさを感じる場所を作ってくれたそんな生涯の師を今侮辱されているここまで怒りを感じたのは初めてだった
鉄斎は慌てて
「おっおい流閣」
流閣
「あの小童に真の武閣流を教えてくれる!!」
その表情は憤怒に満ちていた。
次回、流閣対ジェイクお楽しみに!!




