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異世界拳闘道  作者: 泰山仙人
螺掌流 鉄斎編
1/98

プロローグ

異世界で自分の格闘技術で魔法使いを倒すそんなシーンもあって良いのではと思って執筆しました。

格闘モノは初めて書くので拙い文章ではありますが楽しんで頂ければ嬉しいです。

―某国地下リング場にて―


遂にここまで来たこの高さまで。

小さい頃から知りたかった

強いってなんなのか?

真の強者とはなんなのか?

それが判る全ては今日の為に


「大森様そろそろ入場のお時間です」


「わかった今行く」



リング中央実況のアナウンスが流れる


「今夜ここに地上最強が決まります!!」


「赤コーナーからは神をも殺すと言われる今大会いや、世界最高峰の拳を持つ男!!全ての試合一撃で決着がついている漆原猛!!」


「青コーナーからは流派所属一切不明ここまで数々の格上と評される選手を倒して決勝戦まで勝ち残った今大会最大のダークホース大森鉄心!!」


観客の興奮冷めやらぬ中レフェリーが言う


「この場にいる全ての観客の立会人代表としてこの試合を見届けることは至極光栄だよ。

構えてぇえ!!試合開始はじめえぇい!!!!」


開始直後に対戦相手が間合いを詰めて正拳突きが繰り出される

左腕の側部で攻撃を受け流したが…


ビキィ


参ったな一発でこれ()()かよ


骨にヒビが走る音


「ほぉ俺の拳を受け流すとは決勝にまで進んだ男よ」


いきなり速攻かましてくるとは!!


「ならばこちらで」


ジャブか?いや肩を入れ込んでるスクリューブローか!!

しかもさっきの正拳突きのようなぶつける様な打撃じゃない

このジャブは中指を間接一個突き出して貫通力を上げてるしかも手数が多い


この数を一発も貰わないのはさすがに一流の格闘家でも無理だろうな

まっ


漆原の拳が空を切る


「生憎オレは超一流なんでねそこらの奴らとは違うのよ」


「チッ」


苛立ち踏み込みが深くなったその時


ヒュッ


そうそうコレが欲しかったのよ


『肘固め』


ギギギギギッギ


このままその腕へし折ってやる


ボキボキバキ!!


「〜〜〜ん〜!!、ふんっ!!」


!!小内刈りか!!


これで体勢が崩れて仕切り直し…なんて思ってだろうな

脇を絞り、狙うは顔面急所4つ


『螺掌流 剛の型 鉄指突四連』


(額、人中、顎、喉仏を筋肉を収縮させ固めた指で四箇所をほぼ同時に穿ち抜く技)


ドドドドド!!!


血流、酸素、を絶たれ脳震盪まで起こした

漆原は後にこう述懐したすべてはヤツの掌の上だったと


漆原の巨体がゆっくりと地に伏した。


「それまで!!」


歓声鳴り止まぬ中地上最強が決まった瞬間であった。


―ホテル最上階の一室―

辿り着いたこの(いただき)に!!あぁなんて眩しい景色だろう


その夜大森は一人夜の景色を眺めている最中、心筋梗塞によりこの世を去った。




















これにてプロローグは終わりです。


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