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4話話を聞こう
「俺のオリジナルだ、どうぞ」
「あっ、ありがとうございます」
少女に俺のオリジナルのティーを作ってあげた。
「…!おいしいです」
「だろ!」
俺が一から作ったからな!
「さて、話を聞きたいんだが」
「は、はい、」
「君の名前は?」
「サクラです」
「そうか、いい名前だな」
「い、いえ」
見た目は普通の女の子だがあの緑の帽子が気になる。
紅茶を一口飲んで続けて質問した
「で、なぜ追われていた?」
「それは…」
何かあるか?
「大丈夫だ、ゆっくり話しなさい」
「はい、えっとこの山の降りてすぐの所に村があるんです。コナコ村 」
何回か行った事はある。村の皆がいい笑顔でいた事が印象に残っている。
「それで?」
「村では毎日不自由なく過ごしていたんですけど、今日いきなりオークが来たんです」
「そしてここに逃げてきたと」
「はい」
オークか
「なら、今から村に行くぞ」
俺は賢者だった時のローブを着た。久しぶりだな
「え?」
「どうした?助けに行かないのか?」
「いえ、びっくりしただけです。行きましょう!」
準備をして小屋を出た。
「サクラ、俺から離れるな」
「はい!」
村は大丈夫なのか?!