3話2年後
「はあっはあっはあっ」
少女が山の中を走って逃げていた。
「ブコッゲヘヘあの女を早く捕まえろ!」
豚どもが集まって女の子を追いかけている。
少女は小屋を見つけて。
ゴンゴンッ!
「すいません誰かいませんか?!」
「はいよ」
俺はガラッとドアを開けた。
緑の帽子を被った少女が息を切らせながらいた。
「なんですか?」
「私!追われているんです!匿ってください!」
「…まあ、入れ」
少女を小屋の奥に入れた。
はあ、面倒な事に
「おい!出てきやがれ!!」
ガンガンッ!
「はいはい」
ガラッと
うわ、醜い顔だ。オークがたくさんいる
「なんですか?」
「お前!女を匿ってるだろ!!」
くさっ!息が臭い、酷いな!
「いえ、別に」
「なぜ鼻をつまむ?」
「臭いから」
別に…あ!
「テメェぶち殺してやる!」
やべぇ、心の声と喋る事が逆になった
「しゃあない」
「死ねぇぇぇぇ!」
オークが剣を降り下ろした。
「ほら、飛んでこい」
俺はぶち殴った。
「プゴォォォォォォォォォォ!」
キラン!
夜空に消えちゃった!てへ
「この野郎!」
残りの豚どももドカドカと殴って一緒に星にしてやった。
きたねぇ夜空だ!
「おい、もう大丈夫だぞ」
「あ、ありがとうございます!」
少女は頭を下げてお礼を言う。
「いや、別にたいしたことをしてないよ」
「助けてくださって本当にありがとうございます」
「いいって、それより部屋からちょっと出てくんない?」
「あ、そうですよね…ありがとうございました。」
「ちがうよ?小屋に魔法を使いたいからさ」
「あっ、そうだったんですかごめんなさい!」
少女は小屋から出た。さてと、
指をパチッと鳴らせば!
「小屋が家に変わる」
「え?」
ガラッと小屋を開けたら。
「わぁ!すごい!」
中は綺麗な平民の部屋になっている
「さあ、入りな」
「え!でも」
「君の悩みを聞いてあげよう」
ニッコリと微笑んだ。