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2話パーティで
パーティが始まり俺はベランダにいた。
誰もいない、静かだ。
勇者は女達と踊っている。楽しそうだ。
「ねぇ」
横から声をかけてきたのは、
「どうした?ナーディ」
綺麗なドレスを着て武道家とは思えない綺麗な姿のナーディがいた。
「あなたは山に籠って何がしたいの?」
山に籠る事を気にかけてくれる。
「俺は静かに山に住みたいと思っただけだ。」
「そう」
悲しそうな顔をした。珍しいな、いつもは笑っているのに
「ねぇ、あなたはホントは強いでしょ?」
ナーディがクスッと笑いながら言った。
バレていたのか!?
「どうしてわかった?」
「だってあなたに隙がないのよ」
「隙?」
「皆は隙だらけなのに、あなたは会った日から隙を見せなかった。こんなの初めてよ?」
「そうか、俺は賢者だからな」
「何よそれ」
笑った。やっぱそれが一番だ!
「ところでナーディ」
「何?」
「この国は潰れるかもな?」
「えっ?」
マヌケな顔をした。ぷぷぷっおもしろいな。
「勇者のサポートを頼んだぞ!じゃあな」
俺はベランダから降りて魔法で飛んでいった。
「ちょっと!どういう事よー!」
後ろから叫び声が聞こえたが気にせずに飛んだ。