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16話早く早く!

頑張ってみました。(速度制限に掛かりました)

賢者は元仲間だったマリナを慰めていた。


マリナは膝を抱えてその横で俺は話していた。


「え?何?勇者に最近相手にされない?あ、そうなんだ。ん?だから俺いると聞いてチャンスだと思って捕まえに来たと、なるほど」


ボソボソとマリナが話すため俺が変わりに言ってやっている。

マリナの手下はそこら辺で遊んでいる。


「…で、どうするんだ?、フムフム、俺を捕まえたいだからお願いしますと」


どうしようか?ん~


「いいよ」


「え!?」


急に元気になりバッ!と俺の方を向いた。


「本当に!?」


「本当に本当に」


行く場所は勇者のところだし


「聞いたわね!下僕共!」


手下の方はマリナを無視してまだ遊んでいる。


「おーい、俺が一緒に行くから集まれ」


「「「「「「わーい」」」」」」


子どものように集まった。


「なんであなたが集めるのよ?!なんで私には集まらないの!?」


俺はびしっと答えた。


「それはお前には人望がないから」


焦ったようにマリナが言い返した


「あ、あるわよ!!王国に帰ったら崇め称えられるもの!」


「ふーん、あるんだ」


ニヤニヤして言った


「な、なによその顔!?あるからね!本当にあるんだからー!」


「なあ、本当にあるのか?」


後ろにいたマリナの手下の一人のなんだっけ?あっ!マルボウくん、に聞いた。


「ありますよ、マリナ様は実は優しいのですよ」


「そうそう!」


その横から、ミルボウくんが出てきた。


「いつも僕らの面倒とか見てくれていたり!」


「「「「「「ウンウン!」」」」」」


「たまに町のボランティアに参加してくれたり」


「「「「「「そうそう!」」」」」」


「あと一人一人にちゃんと握手してくれて困った事とかあったら対応してくれるし」


「「「「「「それそれ!」」」」」」


「それと「もうやめてーー!!」」


マリナが顔を真っ赤にして耳を防いで縮こまった。


「それとなに?」


「それと「もうやめてって言っているでしょー!!」」


マリナがダッ!と立ち上がり怖い顔で俺の胸ぐらを掴んで


「なんで聞き直しているのよ!!」


パチンッ!!顔を叩かれた。痛くないっす。


「あなた達も!!」


ビシッ!と手下の方にマリナが指をさして


「なんで言うの!!」


「でも「でもじゃないわよ!!」…」


「いい!敵に情報を与えるんじゃないわよ!」


「…はい」


手下達はしゅんっとなった。


「…だけど」


ちょっと顔を赤くしたマリナがボソっと呟き。


「王国に帰ったら…給料少し上げてやるわよ」


出たー!マリナさんのツンデレ!!


「「「「「「「イヤッフー!!」」」」」」」


「あ、あなた達なんでそんなに喜ぶのよ!?てか、カリネ!あなたもなんで一緒に喜んでるの!?」


これこそマリナだよ!小悪魔マリナさんだよ!


「もう、準備しなさい!王国に戻るわよ!」


「「「「「「はい!!」」」」」」


おお!士気が上がっている!


「あ、ちょっといい?」


「なに?」


「ちょっとトイレへ」


「仕方ないわね行ってきなさい」


「あんがとさん」


冒険していたノリでささっと川に行った。


俺は魔法の部屋を開けた。


「お兄ちゃん!!」


部屋からエイラが飛んで出てきた。


「グハァ!!」


エイラの頭が・・・俺のちょうどあれに


「くお…」


バタリッと倒れた。


「お兄ちゃん?お兄ちゃん!!」


ちょ…今…ムリ

エイラに倒れている俺の背中をさすってもらいながら話した。


「あのな…エイラ」


「さすさす、なにお兄ちゃん!」


「こ、これを」


ポケットから指輪を取り出した。


「なに?もしかして告白!?」


「い…いや、お前と通信するため指輪だ」


「お兄ちゃん!私まだ子どもだよ!」


なんか自分の世界に入っちゃった。


「お、おーい、エイラ?」


「でもお兄ちゃんがそんなに私の事が好きならしょうがないなあー!」


ダメだ!全然聞いてない。

こうなったら、


「「召喚」」


なにが出るかな?

ちょっと上に設置する。


「にあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ドンッ!!お尻から落ちたな


「イテテテ、あっ!カリネさん!」


正解はサクラでした!


「なにするんですか!?」


「ちょっと二日酔いを治してやろうと」


「余計なお世話です!」


「そうか、じゃあこれをやる」


指輪をサクラに渡した。


「なんですかこれ?」


「それは俺が開発した兵器だ」


「兵器?」


「そう!それを使えば一つの町、村が無くなる」


「怖ッ!!そんな物を渡さないでください!!」


返された。


「嘘だよ、ただの通信機だ」


「そうなんですか?」


「ああ、魔力を流すと俺が着けているこの指輪と話ができる」


「へー、便利ですね」


「だからほらよ」


ピッチャーふりかぶって投げた!!


「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」


バァンッ!!とサクラの足元に全力で投げてやった。

指輪は真っ赤に溶けた


「なんて事するんですか!?」


「大丈夫、それはただの兵器だ本物はこっちだ」


もう片方のポケットから指輪をだした。


「おーい!まだか!!」


マリナの手下が呼びに来た。


「わかった!今行く!!ほらよ、これとこれだ、あとで読め」


サクラに急いで指輪とメモを渡した。


「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!!どこに行くんですか!?」


「王国に行ってくる。だからその紙を読んで探してみな」


「探すってなにを?!」


「だからそれを読めって、じゃあな!!


「カリネさん!!」


俺は走って行った。

マリナの所に戻った。


「いいの?」


マリナが心配に話かけてきた。優しいな


「別に大丈夫さ」


「そう…行くわよ!!」


「「「「「「はい!!」」」」」」


こうして賢者は王国に向かったのである。




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