11話怪しい陰かな
エイラちゃんが人質に取られた!
ナイフをエイラちゃんの首筋にたてている
「動くな!動くとコイツを殺すぞ!!」
「おいおい、よくある台詞をいいやがって」
「ごちゃごちゃいうな!そろそろ王国の兵士達がくる、それまで動くなよ!」
「カリネお兄ちゃん!」
エイラが泣いている。
あ~あ、エイラちゃんにあんな顔をさしてしまった。すぐに助けてやるからな
俺は一歩踏み出し、
「動くと言って!?」
「「交換」だ」
「なあ!?」
エイラと俺の立ち位置入れ替わった。いや、入れ替えた。
「おっさん、俺が人質になってやるよ!」
おっさんがナイフを構えて刺そうとしてきた。
「テメェ!!ごおぉ!?」
おっさんの股をぶち蹴った。
「月まで飛んで行けぇぇぇぇぇ!!」
「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
キランッ!
空の彼方えと消えて行った。(あくまでもイメージです)
ふ、またつまらぬ星を作ってしまった。
おっと、エイラちゃんは
「お兄ちゃん!」
抱きついてきた。
「お、お兄ぢゃんごわがっだよ!!」
涙をダラダラ流している。うわっローブがベトベトに
「ああ、大丈夫だったか?」
「うん」
あと、サクラは
「むにゃむにゃ、もう食べられませんよ」
「起きろ」
必殺!!起きるツボ
子どもには見せられないよ
「ふぅにゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
サクラがとびあがるように起きた。
「おはよう」
「なにするんですか!?」
「お前こそいつまで寝ている」
「いつまでって!あれ?」
サクラが周りを見渡した。
「いつの間に寝ていたのでしょう?あれ?なんでサクラちゃんのおとうさんが倒れているのですか!?」
「お前が寝たせいでこうなった」
「え!嘘ですよね!?」
「ああ、嘘だ」
「ふざけないで下さい!」
「カリネお兄ちゃん!」
横で急げと言っているようにエイラちゃんが呼んだ
「ああそうだった、サクラここから逃げるぞ」
「え!」
「このおっさんが王国の方から俺を捕まえるために兵士を呼んだみたいだ」
「え、そうなんですか!?早く逃げないと!」
サクラが準備をし始めた。その間にクルッ!とエイラちゃんの方に向いた。エイラちゃんはビクッ!とした
「エイラちゃん、君はどうする?」
「え、えっと」
「ここに残っても意味はなくなった。だから一緒に行きませんか?エイラちゃん」
紳士のように振る舞った。
「・・・はい!一緒に連れていって!!」
この日、エイラは賢者の仲間になった。
その頃、
「なに!カリネを見つけただと!?どこにだ?」
ここはセメントイテ王国、王様勇者がいる王国である。
「は!西の森で見た者がいるとのことです!」
「早く見つけだせ!!父上を殺したことを後悔さしてやる!」
「は!」
兵士は消えていった。
その瞬間勇者の前に見知らぬ女がいた。
「やっと、見つけたようじゃのう」
「ああ」
勇者の知り合いだったようだ
「賢者を殺して恨みを晴らさないとな」
「わかっている!」
「ほっほっほっほ!」
彼女からコウモリ出てきて彼女は隠れて消えてしまった。
「くっ!気に食わない奴だ」
そのようすを見ていた隠れて見ていた勇者の嫁の一人である武道家のナーディがいた。
(カリネ!!早く王国に来て!皆を助けて!!)
ナーディだけは真実を知っていた。