9話案内され
移動中はサクラ達と話をした。
「へー、エイラちゃんは家の手伝いをしているんだ」
「そうなの!サクラお姉ちゃん!」
「えへへ、お姉ちゃんか」
「なんだ、憧れているのか?」
「私、一人っ子だから憧れているんですよ」
「ふーん」
俺は憧れたことはないな。欲しいとも思わないし
「サクラお姉ちゃん、カリネお兄ちゃんのこと好きなの?」
「え!?えぇぇぇぇ!」
いきなりの質問にサクラが顔を真っ赤にした。
「い、いえ!私はそ、そんな事は…」
シュュュ、と赤くなって黙った。
「エイラちゃん、サクラはただのツッコミをしたいだけの奴だ」
「少しは気にかけてくださいよ!!」
ほら、つっこんだ。
エイラちゃんがボソボソと呟く
「サクラお姉ちゃんはカリネお兄ちゃんとまだそんな関係じゃないのかな、だったらチャンス!」
注意、賢者の俺は耳がいいのでどんな音でも聞き取れるためエイラちゃんの台詞が大きいのは俺の耳のおかげです。
「そろそろ着くぞ」
「「はーい」」
皆が降りる準備をしている。
ん?おっさんの顔、なんか悪い顔になっている。さっきの奴より悪い奴の顔だ。注意しておこう
「村に着いたぞ!」
村に着いた。まわりは仲良く子供達が遊んでいる。サクラが居たコナコ村とあまり変わらない。
「ありがとうございます!ささ、わたしの宿屋はあっちです。」
「あっちだよ!!」
サクラちゃん達に案内され宿についた。
「ここが宿です」
…普通だな
「カリネさん!なんかどきどきしますね!」
俺は眠たいです。
「どうぞ中へ!」
「中へ!」
中に入っても普通だ。
部屋に案内され、早く寝た。サクラに起こされたがな!!