プロローグ
「魔王!貴様を倒して世界を守る!」
「ハッハッハッハ!やってみるがよい勇者よ!
魔王との戦いが始まった。
勇者はバカみたいに剣を振り、
剣士(勇者に惚れている)カトリアは勇者と共に突っ込んで
武道家ナーディは勇者の援護に、
回復魔法使い(こいつも)双子の姉セリナはケガや疲労している人を回復して、
攻撃魔法使い(以下略)双子の妹マリナは魔王に魔法で攻撃
そして俺賢者カリネは…
遠くからこっそり勇者のバリアを張っていた。
勇者はバカだからバリア張ってるからいいけど10回以上死んでいたからね!
皆は知らないけど俺魔王を一発で倒せるから。
皆、俺の事弱いと思っているらしい。
だから皆から手伝って!あなたなら出来るわ!とか言ってくるんだよな~
皆の回復はやってるし、勇者のバリアを張ってるんだよ?!
弱いとか思われている理由は、
勇者に仲間にされた時の話だが。
「へー職業は賢者か、なんか弱そうだな!」
なんて言って皆がパーティ中で俺を弱い者扱いだ。
だが、俺は力を隠しながら戦ってきた。
俺は賢者だから武術も出来るし剣術も出来て魔法も使える。
だけど、皆に隠れて過ごそうかと思う。
あっ、勇者が魔王を倒した。
やっと旅が終わる。
俺は山に籠る事にしよう。