表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/16

*

7/8

きょうも まさくんと あそんだ。

いっぱい あるいて いっぱい はしった。

ありさんも いっぱい はしってた。

おてての うえに のせたら おててのうえでも はしりまわった

まさくんの てのうえにも のせてあげた


そしたら ありさんは だんだん はしらなくなって とまっちゃった

つかれちゃったのかな

 


* 


 日記に書かれた自分の字を懐かしい思いで見つめた。

 振り向けばすぐそこにあるような瑞々しい過去のように思えるが、実際ちゃんと振り向いてみれば、それは思いのほかに遥か昔の自分で、いくら手を伸ばしても絶対に手も届かない遠い遠い過去だ。

 自分の手のひらを見つめる。まさ君の手をしっかりと握っていたあの日。


 私はぼーっと手のひらを見つめながら、その手を握っては開いてを繰り返した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ