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詩集

君を抱いて。

作者: 天音 神珀

大好きだって、何度口にしただろう。

愛してるよって、何度伝えただろう。


でも君は、何もいってくれない。


何も、答えてくれない。


僕はこんなにも君を愛してるのに。

僕はこんなにも君を想ってるのに。


酷いよ。どうして黙っているの?


愛してるって言ってるじゃない。


なのにどうして君はこんなに冷たいの。


僕が嫌い? 僕じゃ駄目なの?


僕の何が駄目なの、何が嫌なの?


答えてくれないとわからないよ。何か言ってよ。


じゃないとまるで……僕が悪者みたいじゃない。


僕を見てくれないならこんな目なんかいらないよね。必要ないよね?




あああああああああああああああごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!


こんなことがしたかったわけじゃないんだよ。こんな風に君を傷つけたい訳じゃ……ねぇお願いだから何か言ってよ、お願いお願いお願いお願いお願い。


ああ、こんなにいっぱい涙を流して……ごめんねごめんねごめんね。


お願い、許してお願いお願い許して。


あ、ああああああああああああああああああああああああああああ!!







壊れた時計。冷たい少女。


青年はだれもいない部屋で、亡骸を抱きながらただ一人泣きつづけていたーー

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