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五百文字の小説

偏愛フラクタル

作者: 銭屋龍一

「はっはっぁーい。銭屋ハートフルワードのお時間となりましたぁー。みなさん、よろしくよろしく、よろしくですぅー」by疲れたおやじの無理したハイテンションモード。

「あのう、先生、気になってたんですがハートフルワードって何ですか?」byクールなアシスタント、かわいい真美ちゃんモード。

「ハートフルですよ。ワンダフルですよ。ビューティフルじゃありませんか。つまり心、南総里美八犬伝、勾玉のおろち、山田詠美、レイチャールズ。いわゆる魂の叫びってやつです。ソウルですよ」

「それならソウルフルじゃありませんか?」

「そうでフル」

「すみません。むっちゃ寒々なオヤジギャグなんですが先生」

「ハッートふる」

「先生。正気に戻ってください。放送がむちゃくちゃですよ。先生!!」

「フラクタルですよ」

「えっ、何? フラクタル?」

「フラダンスじゃありませんよ」

「そんなことわかってます!!」

「自然界はフラクタルであふれているのです。真理を求めようとすることはフラクタルをフラクタルでないものとして……」

「あっ、先生、お時間です。

「はい。お時間となりましたぁー。みなさま、また次の放送でお会いしましょう。ごきげんよう。さようなら」

「ほっほーい。鵺の鳴く夜のバーボン花火。おねぇーちゃーん。ワシいつでも用意万端やでぇー。待ってるさかいなぁー。銭もぎょうさんあ/

 ブッチッ。 off

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