表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/61

シミズの章2

シミズって誰よ?

し・・・シミズ?だ・・・だれだよ、そいつ?」

「雄大!ご飯よ!!」

「ちょっと待ってて!!」

話の腰を折る母親の声。俺はご飯なんて今はどうでもよかった。そんなことよりも、シミズという者のほうが断然気になっていた。誰なんだ、そいつは?キッピーは俺を見て頷いた。

「まずはご飯を食おう」

「え?キッピーも食うのかよ!?」

母親もそのつもりだったようで、ご飯は3人分用意されていた。父親はまだ帰っていないが、腹も減っているので待つ気はなかった。キッピーが間髪入れずに食いだした。母親がそれを見てくすりと笑った。初めてだよね?初めて家に来たよね?キッピーとはまだ出会って間もないはずだよね?

「食わないのか?あかき」

「食べるよ。そんなことより、シミズって誰なんだよ?」

今晩のご飯はカレーだ。手抜きをしているのかと思ったが、なんとキッピーのリクエストらしい。本当に・・・。

「清水は、最強だ。その最強の清水と、お前は出会ってしまったんだ」

母親が、「何の話?」と聞いてくるので、適当に「ゲーム」といい、話を続けた。

「清水は、俺やほかのグループとは違い、一人で行動している男だ。普段は無害なんだけど、強いものに会うと戦いを仕掛けてくるんだ」

「なんだそいつ?いかれてんのか?」

「おかわり」とキッピーが母親に空いた皿を渡す。

「ああ。清水は最高にいかれてるよ。だから、誰も関わらない。でも、清水の嗅覚は鋭かった。俺とあかきはある場所で落ち合う予定だった。誰にも邪魔されずに会える場所を選んだ」

「はい」と渡されたカレーをキッピーは受け取る。

「なんでそんな変な会い方したんだ?普通に会えばいいだろ」

「キジンの力を変な奴に知られたくないし、俺にもそれなりに敵対勢力はいるんだ。みんなデスを殺し・・・倒したいのは一緒だ。けど、それだけじゃ団結しない。するつもりもないが」

「おかわり」と俺も母親に皿を渡した。が、突き返された。しょうがないから自分で盛った。なんなんだ、この母親とキッピーは?

「なんか、未来はかなしいな。で、シミズと出会った俺はどうなっちまったんだ?まさか、死んだりはしてなよな?」

「生きてたよ。ぴんぴんしていた。けど・・・」

「けど?」

キッピーはスプーンを空いた皿の上に置いた。

「キジンの力を奪われていたよ。清水の野郎に」

「えつ!?キジンの力って奪えるのかよ?」

「らしいな」

俺もスプーンを空いた皿の上に置き、水を飲んだ。

「シミズって、何者だ?本当に人間なのか?キジンの力を奪い取るなんて、信じられない。・・・じゃあ、俺はどうなった?」

「生きてる。けど、清水とまた戦うまで、俺とは協力できないとさ。で、あかき。お前が清水と戦って、キジンの力を取り戻してくれないか?」

キッピーもまた、水を飲みほした。

「でも、未来の俺に、キジンの力を持った俺を、シミズは倒したんだよな?」

そう聞くと、キッピーは首を横に振った。どういうことだ、未来の俺?

「未来のお前は、キジン化しなかったそうだ。人間相手にキジン化はフェアーじゃないからだとよ。いつからお前はそんなに正義ぶるようになったんだよ?」

「ごちそうさま」と、母親もやっと食べ終わる。

「もともとだ」

俺はキッピーを睨み付けた。

「とにかく、今日は寝よう」

そう言ったのはキッピーだ。母親もニコニコしている。

「え、マジ?」

「もう疲れたぜ」

「いいけど?風呂は?」

「あ!入る入る」

「やれやれだぜ。母さん。こいつ今日家に泊めてもいい?」

母親が驚いたような顔をしたのが不思議だったが、母親の言葉を聞いて納得した。しかし、キッピーってやつは。やれやれだぜ。

「あら、元々その予定だったんでしょ?キッピー君がそう言っていたわよ」

俺はまたキッピーを睨んだ。キッピーは素知らぬ顔をしている。てか、母親も自然にキッピーのことをキッピーと呼んでいるが、違和感はないのか?聞いているこっちは違和感だらけだぞ。

「だから、お風呂はもう湧いているわよ」

なんでもいいか。それから俺たちは風呂に入り、出た後、相変わらずの早さでキッピーは寝ている。俺は、こんなにも疲れているのに眠れそうもない。デス・・・シミズ・・・いろいろなことが多すぎた。未来。未来の俺。本当に、いろい・・・ろなこ・・・「ぐーーーー」

寝た。



とりあえず、話はここで終わります。

ここまで読んでくれた方がいれば、

心からありがとう。

次もよろしく!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ