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lim幼馴染  作者: HARUうらら
番外編
7/8

「ファーストコンタクト」

今回は脇田と雅哉のお話ー

作ろうと思ってたフリゲを小説家して乗せようと思うんだけどどううだろう・・・

HERE WE GO!

雅哉「立てや、オラァ!」



俺は足元に倒れている不良に蹴りを入れる。



不良「ぅ...ぅぁぁ...。」



すでに呻き声しか出せない様子だったが俺は気にしなかった。



雅哉「あん?歯向かってきたクセにもう終わりか?」



俺はそいつの頭を足で踏みつけた。



しかしそいつは既に失神してる様子だった。



雅哉「ケッ、つまらねぇ。」



俺はそいつを最後に蹴ってからその場を離れた。



俺の名前は久保田雅哉だ。ちなみに中学3年生。



だけど人から見たら俺は既に大学生に見えるらしい。



身長185cm 体重86kg ケンカで体格も相当ついた。



まぁ言ってみれば俺は不良だ。



高校だってどうでもいいなんて思っていたりする。



基本的に俺は駅前でうろついてはケンカをする。そんなフラついた奴だ。



別に誰かと遊ぶとかそんなことは一切しない。



人との関わりは遮断してるからな。



遮断すると言えば......。



遥『雅哉!またケンカしてたでしょ!?いい加減にしときなさいよ!?』



あのクソ女だけは俺に引っ付き回っては文句を言ってくる。



正直ウザい。殺したい。



けど女を殴るのは抵抗あるんだよな....。



あ~あ、マジで消えてくんねーかなあの女。



そんなことを考えているとふと声を掛けられた。



男「おいそこの兄ちゃん。」



俺は足を止め、振り返る。



雅哉「あん?」



男「ずいぶんとうちの子をかわいがってくれたらしいじゃんよ。」



そう言うとその男は背負っている男を此方に見せてきた。



あれは....さっきの奴だったか.....?



雅哉「さぁな。そんな奴の顔なんか見たこともないが。」



男「おいおい、しらばっくれないでくれよ。さっき兄ちゃんがやってるところ見たんだから。」



なんだ、やっぱりさっきの骨のねぇ奴か。



雅哉「あっ、悪い悪い。あまりにも弱すぎたんで記憶から消しかけてたよ。」



そういいながら笑う。



その男はただ無言で突っ立っていた。



雅哉「用はそれだけか?じゃぁ俺は行くからよ。」



そしてその場を去ろうとしたとき、



男「待てや。」



俺は再び足を止め振り向く。



男「ごめんな、少しここに寄りかかっててくれ。」



背中の男を壁に寄りかからせると此方に向き直ってきた。



男「ふぅ、んじゃやろうか。」



雅哉「はぁ?」



男「ほら、お前の大好きなケンカだ。」



雅哉「お、何だよ。やってくれんのか?」



男「ああ、俺が相手してやる。」



雅哉「はは、それはありがてぇ。」



相手の男はざっと175~8cmって所だろうか?俺よりも結構小さい。



ハハ、楽勝だな。



雅哉「んじゃ、行くぜぇ?」



俺は殴りかかった。











俺は地面に伏している。



なぜなら.......。



男「これでわかったろ?」



俺を見下ろす男。



雅哉「く....、この野郎......。」



俺は負けた。ただ決してタイマンで負けたわけでは無い。



俺があの時殴りかかろうとした瞬間四方八方から奴の仲間が飛び交ってきた。



ただ1対10数名なら負けることはなかったんだが.....どうしてだ?



雅哉「な、何でだ....?」



自分で自分に問う。



男「それはな兄ちゃん。良く覚えておきな。俺らの強さは結団力って奴なんだよ。」



け...結団..力...?



男「確かに兄ちゃんは強いよ。ああ、タイマンなんかしたらそれこそ一発も殴れないだろうな。」



男「ただな、人間束になったら強いんだよ。」



男「ま、兄ちゃんにはわかるはずもない者だ。」



俺は無言でそいつの言葉を聞いていた。



男「ま、勝者だけにこれだけは言わせて貰うわ。」



そして最後に飛び切り強い口調で、



男「もう1度仲間に手を出してみろ!次は生かさんぞ!わかったかコラァ!?」



その言葉に背筋が凍る思いをした。



......こんな思いをしたのは人生で初めてだ。



男「ま、手を出さなければいい話だ。じゃな兄ちゃん。皆、帰るぞ~。」



その男と仲間達は去っていった。











俺は考えていた。



3日前言われたあの言葉。



男『卑怯?違うわ良く覚えておきな兄ちゃん。これがなぁ結団力って奴なんだよ。』



.......結団...力?



なんだそれは。



俺は中学に入ってからすぐにケンカをしだしたがずっと1人で勝ってきた。



もちろん大勢を相手にしたとは言え負けたのは初めてだ。



ただ不思議なのは悔しさよりも新鮮さのほうが大きいことだ。



結団力という言葉が心に残る。



あの日から俺はグループとケンカするようになった。



けど負けなかった。



雅哉「束になればいいってもんでも.....ねーのか?」



さっぱりわからない。



そんな時だった。



不良「ぉう、探したぜぇ?久保田ぁぁ.....。」



声を掛けられた。



不良「この前の借り返させてもらいにきましたよぉ?」



不良の後ろにはバットや木刀やらを持つ20人以上の奴らがいた。



不良「やれ。」



その一言で一斉に襲い掛かってきた。



まず突っ込んできた奴らの攻撃をかわす。



かわすついでに鳩尾にパンチを食らわす。



後ろからの攻撃をかわし蹴りを入れ、2,3人を巻き込ませながら吹っ飛ばす。



それを繰り返していく。



だがさすがに限度はある。



後ろからの攻撃をモロに後頭部に食らってしまい視界がゆれる...。



しまったと思ったときにはもう遅い、次から次へと攻撃が流れ込んでくる。



く......くそ...。



やっぱり....数には勝てないって事か...?



意識が薄れてきてあと数撃で気を失いそうなとき急に攻撃がやんだ。



あろうことか最後の1撃を決めるのは俺だとかいう内輪モメをしていた。



それを見て俺は思った。



雅哉「......違う..。」



不良「あ、ああ?」



雅哉「これは....違う...。」



不良「は、はぁ?何言ってんだオメー?さすがに狂ったか?」



相手側の不良グループから笑いが起こる。



雅哉「少なくとも....結団.....してねぇよ..。」



その言葉を発した時だった。



男「ほう、兄ちゃん。少しはわかってるじゃないかい。」



あの男が不良グループの後ろから顔を覗かせた。



不良「誰だテメェ!?」



雅哉「お.....お前は...。」



男「えらい男前になってるじゃんか。そんな顔腫らしてよ。」



男「いい男記念だ。もう1度だけ結団力ってのを見せてやるよ。」



そう言うと10数名の男達が対面から出てきた。



その瞬間から俺を除いた30名近くの小規模戦争が始まった。











不良「う...うう...。」



不良たちは道に突っ伏している。



男達のグループの完全勝利だった。



男「まぁこんなもんだ。どうだ勉強になったか。」



雅哉「.....いや..。」



いったいなんで強いのか...わからない...。



男「......ならしょうがないな...。」



雅哉「...悪いな。」



男「兄ちゃん....結団力について学ぼうと思ってるんか?」



雅哉「さぁな...、だが興味はあるよ。」



男「そうか......。」



そういうと男は少し黙りだした。



そしてこう言ってきた。



男「なら兄ちゃんうちに入らないか?」



雅哉「......。」



男「俺が兄ちゃんに結団力ってものを教えてやるよ。」



雅哉「......それえだけが目的じゃねぇだろ?」



男「ハハハばれたか。いやな、俺の相棒が抜けてよ。戦力的にもお前が欲しいんだよ。」



グループか...。



男「そいつ教師になりたいらしくてよ。俺らは入る抜けるを強制しない。意思を貫かせる。」



雅哉「へ、そうかよ。」



少しは......面白そうだな...。



雅哉「なら...入ってやるよ。」



男「そうか!ハッハッハ。ならまずは兄ちゃんのその態度を直すしかないな。」



雅哉「ハハ、そう直るもんじゃねぇだろ。直す気もねぇ。」



男「なぁに。更正家のリョウさんとは俺のことだぜ?任せろ。」



雅哉「知らねーよそんな奴。」



男「ハハハ。で、兄ちゃん名前は?」



雅哉「久保田、久保田雅哉だ。」



男「そうか。俺は脇田遼助だ。」





―――これが大恩師の脇田さんとの出会いだ。

友達6人と大学4年間でゲームを1個作ろうという話になった。

ちなみにマスゲー。(ポポロやファイアーエンブレム系)

それのお話だけ小説にして乗せようかな~なんて思ってしまったり


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