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せめて、、、せめて!!
九条君は中庭にあるベンチにドカッと腰掛けた。
私はそのベンチの端にチョコンと座った。
「何でそんなに離れてんの?話しづらいし。」
「あっ!そう、、だよね。」
私はすこーしだけ九条君側に移動して座った。
「で、、、それ、、何入ってんの?」
「あ、、、ごめん!これね、さっき転んだ時廊下で落としちゃって、、。ちょっと形は悪いかもなんだけど、、、。朝作った時はもう少しキレイだったんだけどね。(ごめん嘘です!)でも味は、、、、」
「何ごちゃごちゃ言ってんの?」
そう言うと九条君は私の手提げバックからお弁当を素早く取り出しお弁当箱の蓋を今まさに!?まさに開けようとしている所だった!!
せめて、、、せめて!!
先に確認だけさせて貰えないでしょうか?!
九条嵐様ーーー!!!




