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どさくさに紛れて?!
それにしても名前の通り本当に嵐みたいな人だ。
九条君の周りにこんなにも沢山の人が集まって来てると言うのに九条君が歩き出すと道が開きこんなにもスムーズに通れるだなんて、、、!!
まるで龍の背中にでも乗っているかのような頼もしささえ感じるくらいだ。
その後も沢山の女の子たちに囲まれたり声掛けられたりもしていたけれど、私たちはなんとか無事に学校へと辿り着くことが出来た。
私は道中緊張のあまり一言も九条君に言葉をかけることが出来なかった。
「じゃあ俺あっちだから、、、。」
「あ、、、うん。」
「あのさ、、、。これ、、行けないんだけど。」
「わぁっ!ごめんなさい!」
私は九条君の上着の裾をいつの間にか持ってしまっていたようだ。
これこれこれー!!!
これはね!!
私が何万回も妄想に妄想を重ねていた事でもあるの!!
どさくさに紛れて、、、!!
つい!!ついね!!ww




