表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/25

第17話 協力者の出現

 今日一日の授業が終わり、終礼と共に俺は隣の教室へと駆け込んだ。

「副会長の泉っている?」

 俺が頼った相手、それは生徒会副会長である、泉だ。俺が思い切りドアを開け、副会長を呼んだ。

「どうしたの?萩原くん?」

 副会長は友だちと話すのを辞め、こちらに向かって来た。どうやら俺のことは知っているらしい。…たぶんいい噂じゃないのだろうけど…

 ともかく、俺は目的を果たすために副会長に「話がある」といい、人のいない3階空き教室へと向かった。


「話って?どうしたんだい?」

 副会長が穏やかな笑顔で俺にそういう。

 穏やかで優しさもあるがどこか怪しく、嫌な空気が漂っていた。

「単刀直入に言う。会長の件だ」

 俺がそういうと副会長は人そのものが変わったように鋭い眼光を俺に向けてきた。

「やっぱりあの事件にはなんかあったということか?」

 俺は静かに頷く。

 その後、俺は事の顛末を話した。

「そうかやっぱりあいつが絡んでいたか」

 「あいつ」というのは小清水さんのことだろう。

 この話題を切り出してから、副会長の目つきや口調、雰囲気までもガラッと変わっていた。

「そういうことだ。そこで1つ頼みたいことがある」

 俺の本来の目的である、「書類を取りに行ってほしいと」話すと、副会長は二つ返事で了解してくれた。

「君ではダメなのかな?」

 副会長がそういう。多分ダメなんだろうな、俺だから。どうせ副会長が行ったら先生はそっこうで許可してくれるんだろうよ。


「失礼します。1年、泉です」

 副会長はそういいながらクールにかっこよく扉を開けた。ああいう性格と顔に生まれたかったな。

 俺がそんなことを考えながら副会長のことを睨んでいると、どうやら交渉成立したらしく、書類をもって俺の方に来た。

「これで大丈夫かな?」

 副会長がニコッと笑いながら書類を渡してくる。後ろで一部始終をみていた女子たちがワーキャー言っている。

 ここは俺もカッコつけてクールに笑いながら返答するか。

「ありがとう、これで大丈夫だ。」 

俺が副会長のマネをして、ニコッと笑いながらそう言った。

「大丈夫?萩原くん?調子悪いの?」

やかましいは俺はそのまま流し、もう一度空き教室に戻って作戦会議を始めることにした。

久々のあとがきです。

最近投稿できなくて申し訳ないです…

それに多分皆さん思っていると思いますが、過去回想ながいですよね…

これじゃあ鎌倉校外学習編じゃなく過去回想編ですよね…私も書き始めたら止まらなくて…

中途半端なところで終わらせるかもなのでご容赦ください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ