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第1話 人にはできないものがある

 突然だが、アニメや漫画で描かれるようなラブコメというものは現実ではありえないというのが世界の常識だ。もちろん俺、萩原はぎわら 網代あじろの常識でもある。何ならああいうラブコメは恋愛要素の強くなったファンタジーだと俺は思っている。もちろん俺もそう思っていた。

 高校2年生に上がるとき"まで"はな。


 前置きはここまでにしておこう。俺は今、絶賛説教され中なのである。

「萩原、お前はなんでほぼ毎日のように遅刻をしてくるんだ」

 目の前にいるのは完全に婚期を逃してしまい、全校生徒から哀れみの目で見られているで有名な先生だ。

「いや、朝8時に学校着とか早いですってせめて10時とかにしません?」

「それを実現したいなら教育委員会にでも怒鳴りこんでこい」

 俺がおそらく全学生達が感じてるであろう不満を先生へと言うがすぐに反論されてしまった。

「お前の遅刻癖は何をしたら治るんだ…」

先生が頭を抱えながらそう言ってくる。

「先生、人間っていうのは誰しもできないことが沢山ありますって。俺は時間通りに学校に来れない、先生はいい人が見つからず、死ぬまで結婚ができない。ね?人間っていうのはそういう生き物なんですよ」

俺はそんなことを言い残し颯爽と去ろうとしたが先生に腕を掴まれもう一度、椅子に座らせられた。

「私は結婚ができないわけじゃない!私に相応しい相手がいないだけだ!それに!何故、死ぬまで結婚できないことが確定しているんだ!」

 なんか先生が涙目になりながらそんなことを言っているが、あれは触れちゃいけない一線だったか。俺はこの話題になっていつも思うことがある。この先生、なぜ結婚ができないのだろう。常識もあり、スタイルも良く、おまけに美人ときた。正直、同級生にこんな人がいたら速攻で惚れているだろう。

…だれも要らないなら俺がもらおうかな…

 

 その後、先生はハンカチで涙を拭き、長い髪をなびかせながら俺の方を向き直した。

「とりあえずまたいつも通り反省文な。まぁ書いたところで意味はないんだろうがな」

呆れ顔のでそう言ってくる先生を横目に、俺は先生から原稿用紙をもらって職員室を後にした。



最後まで読んでいただき誠にありがとうございます!!

あとがき?って何を書けばいいのかよくわからないけどあとがきです。

最近小説家になろうを初めたばっかりでよくわかんないんですけど多分、ブックマーク?っていうのと評価?ってやつをしてもらうとpt?が増えるみたいなんでよろしくお願いします。修正点や至らない点がありましたら、コメントよろしくお願いします。

今後とも「恋愛適正ゼロの俺に、世界は手加減しない」をよろしくお願いします!!

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