ツンデレヒロイン
私はこの世界のヒロイン。
今はまだただの平民だけど、そのうち魔力が覚醒して魔法学校に行く。そこで光の魔力を手に入れる。そして、王子様と一緒に魔王を倒すの。世界も平和になって、私も幸せになる。私は、そんな素敵なヒロインなの。
耳を撫でるような心地よい川の音に心を傾ける。草木を撫でる風の音に包まれる。大丈夫、私は幸せで素敵なヒロイン。
そんなことを考えてると、ふと後ろから声をかけられた。
「ミーシャ、どうしたのまた浮かない顔して」
「デューク…」
振り向くとそこには冴えない幼なじみがいた。栗色の髪の毛に特徴のない糸目。まあ、鼻筋と輪郭は綺麗なんじゃない?でも総合的評価したら平凡もいいとこ。
平凡だけど大切なただの幼なじみだ。
でも私は知ってる。こいつが死ぬことを。こいつは私を庇って死ぬんだ。
「別にっ!なんにもないわよ」
私はそう言ってそっぽを向く。
「僕にはなんにもないようには見えないけどね」
なのに冴えない幼なじみは私の拒否反応なんか無視すると、そう言って隣に腰掛けてきた。
「ミーシャ、どうしたの?」
そう言って心配そうな顔で覗いてくる。
やめてよ、そんな顔で見られたら泣きたくなっちゃう。だから冷たくあしらおうとしたのに、
「だから、なんにもないって…いっ、って…」
言葉を発するうちに泣きたくないのに気がついたら涙が、溢れ出ていた。そんな私を見てデュークは糸目をほんの少し見開くと
「大丈夫だよ。ミーシャ。君を不安にさせるものなんか僕が全部取り払っちゃうから」
一見腹黒そうな顔をしてるくせにそう言って屈託なく笑った。そんなデュークの笑顔を見て、私の何かが決壊した。
「〜〜あんたがいけないのよ!あんたが死んじゃうから!!私の気持ちなんか知らないくせに!!」
とついでに涙腺も崩壊した。なんにも言うつもりなんてなかったのに、気がついたら感情のままに叫んでいた。
お前は死ぬ
だなんて漫画でもなかなか言わないのに。言われたらショックだろうに。デュークは優しい笑顔のまま私の頭を優しく撫でると
「そっか、辛かったね。怖い思いさせてごめんね。大丈夫。僕は死なないよ」
そう言って今にも溶けてしまいそうな幸せそうな笑みを浮かべた。
「〜〜っなんで嬉しそうなの!?デュークのばかぁ」
こっちはこんなに真剣なのに!笑うなんて!そう思うとむかつきやら悲しみやら不安やら色んな感情がぐっちゃぐちゃに入り乱れて涙が止まらなかった。
人目も気にせず大泣きする私。
「だって僕が死んじゃうのが悲しくて泣いてるミーシャが可愛くて」
そう言って幸せそうな笑みを浮かべるデューク。
結局この日はなんやかんやデュークに励まされ泣き止んで家に帰った気がする。
これが、私の10歳の記憶。抹消したくて仕方がない。乙女ゲームの記憶を初めて他人に打ち明けた日だった。
そして私ももう16歳となった。
…予定通り植物魔法が使えるようになった私は魔法学校に入学することとなった。
本来、魔力を持っているのは貴族の中でも高位貴族のみ。私の存在は異例中の異例だ。
「あぁ、絶対虐められるって分かってるのに行きたくないよぅ」
ついつい弱音が漏れてしまう。だけどここは馬車の中。私の弱音を拾って慰めてくれる人なんていない。
なんだか泣きたくなった。
王都に着くと、
「ミーシャ!久しぶり!」
デュークが出迎えに来てくれた。2年前デュークは騎士となって王都で働いている。
…これも予定通りだ。
危ないからやめてくれと頼んだのに彼は頑として聞き入れなかった。
「ミーシャも王都に行くんでしょ?だったら、僕が行かない訳にはいかないじゃないか。」
命よりもそんなことが大事なのか。と聞いたら
「もちろん」
と爽やかな笑顔で答えてきたので頭が痛くなったのは記憶に新しい。
「デューク、ありがと。」
1人で、心細かったから。出迎えてくれたのが素直に嬉しくてお礼を口にすると、デュークは目をぱちくりとさせたような気がした。実際にやったかは糸目だからよく分からない。
そして破顔すると
「ミーシャが素直にお礼を言ってくれるなんて珍しいね」
と、本当に幸せそうに呟くものだから私はいたたまれなくなった。
「〜っ!!私だって素直にお礼くらい言うわよ!」
「そうだね、ミーシャはいつだって素直で可愛らしいよね」
「っ!だから!そういうこと軽々しく言わないで!!」
「だってミーシャは言わないと分かってくれないじゃないか」
数年前から何も変わらないやり取りをして少し心が落ち着いた。
そしてデュークは魔法学校の寮の前まで私を送ると
「また、会いに来るから!」
と爽やかな笑顔でこう言ってくれた。
「別に、あなただって暇じゃないんだから来なくていいわよ!というか、鬱陶しいから来ないでね!」
でも私はそんなデュークに対して憎まれ口仕方だけなかった。
―――だって、あなた。私なんかと仲良くしたら死んじゃうのよ?
そして緊張の中ついに学校生活が始まった。
いつ虐められるか、ちゃんとイベントをこなせるか、それはもうドキドキしていた。なのに
私が転んで王太子殿下に助けられはずのシーンでは
「おい、お前はどうしてこの学園にいるんだ?」
って謎の美少女に突っかかってる殿下の声を地面にキスしながら聞く羽目になったし。
その後どうしたかって?聞かないでよ。1人で立ち上がったわ。
「あなた、どうしてこんなところで寝てるんですか?」
昼寝してるところを銀髪で青い瞳の美少年にそう問いかけられるはずのシーンでは
「お前が公爵家の恥さらしの娘か」
って正直ドン引きするセリフを聞く羽目になったし。
しかもその後誰も起こしてくれないから狸寝入りバレるの恥ずかしく起きれなくて、授業遅れたし。
殿下経由で知り合うはずだった騎士団長と宰相の息子とは話す事もなかったし。
あんなに覚悟してたいじめも起きなかったし。
「--------------------なんにも上手くいかない!!」
私はついそう幼なじみのデュークに愚痴ってしまった。なのに突然叫び出した私に驚くことも無くデュークは優しく問いかけてくる。
「一体どうしたの?友達できなかった?」
「ううん、お友達は出来た。身分なんか気にしないで優しく接してくれるお友達。」
「じゃあ一体何が不満なの?」
そう優しく聞かれて私は今まで耐えてきた物が溢れ出してしまった。
「だって、だってぇ。これじゃあ魔王からみんなを、デュークを守れないぃ!」
そう言葉にすると耐えきれなくなってボロボロと涙が溢れ出てきてしまった。デュークの前だと泣いてばっかりだ。
「僕を守るって?」
「いつも言ってるじゃない。あなたは死ぬんだって。あなた、魔王に、覚醒した第1王子のレグリス先生からあたしを守って殺されるのよ。だから、だから早めに殿下たちと仲良くなってさっさと第1王子倒そうと思ってたのに」
ちっちゃい頃から無い頭を頑張って働かせて考えてきた計画。でもいざ入学してみると思ってた状況と全然ちがくて焦りばかり募った。
「なのに、存在しないはずのシーズン1で出てくる悪役令嬢の娘が出てきて何もかもめちゃくちゃ。もう嫌…」
もうお先真っ暗だ。そう思ってめそめそ泣いてると頭に優しい重みがかかった
「ミーシャ。よく頑張ったね。辛かったよね。怖かったよね。でもね、何でもかんでも1人で抱えちゃうのは君のよくない癖だよ。もっと、僕を頼って?」
顔をあげるとデュークが私の頭を撫でていた。
「そんなこと、言ったってデュークは、死んじゃ、ぅんじゃない」
もう涙と鼻水で舌が上手く回らない。するとデュークはふと真剣な顔になると私の瞳を真っ直ぐ見つめて
「ミーシャ。僕は君を置いて死んだりなんか絶対しないよ」
そう宣言した。
「じゃあ、スタンピードが起きて私の学校が大変なことなってても絶対来ないでね?」
なのに私が鼻水をすすりながらそう聞くと
「いやぁー、それは…」
と決まりが悪そうな笑顔で誤魔化すデューク。
「まあ、君の記憶とこれだけ違いがあるんだ。もしかしたら凄く似てる別の世界なのかもしれないよ。君は十分頑張ってるんだから今を思う存分楽しんで」
なのに優しい笑顔でなんかかっこいいこと言うから思わず絆されそうになった。
「〜っそうやって誤魔化すのあなたの悪い癖よ。いい!?私の学校来たら絶交だからね!」
「それは嫌だなぁ」
はは、とデュークが笑う。別になんにも面白いことなんてなかったのにデュークにつられて私も思わず笑ってしまった。
デュークと話せて少し心が楽になった。
その後も色々と対策は講じたがどれも上手くいかなかった。
だからせめてもと。自分が処刑される覚悟でレグリス先生を殺そうと思ったけど。
「先生!!すっごいです!え?先生かっこよすぎませんか?なんで涼しい顔してそんなことできるんですか!?私もわたしもやってみたいです!」
って目を輝かせる美少女の後ろで塵と化した的を見て、殺すどころか瞬殺される事を悟って諦めた。
覚醒もしてない私が敵う相手じゃないって。
それに、レグリス先生もあのゲームの中の魔王と同一人物とは思えなかった。
ゲームの中の魔王は憎しみのままに全てを破壊するようなやつだったのにレグリス先生はどちらかと言うと万物に優しい紳士の見本みたいな人だった。ちょっと暗いけど。
だから、私は油断していた。もしかしたらここはデュークの言う通り私の知ってる乙女ゲームの世界なんかじゃなくてスタンピードも起きないかもしれない、なんて思い始めていた。
そんなある日
「きゃー!!!」
スタンピードが起こった。襲い来る魔物の集団をみて背筋が凍るような感覚に襲われる
なんでどうして。ああやっぱり。頭がおかしいって思われてもいいから周りの大人に相談すればよかった。そしたらもっと。
疑問と納得と後悔。
でもそんなこと考えてる間にもどんどん魔物は迫ってくる。
周りの生徒と協力しながら魔物から身を守る。しかし戦闘なんてやったことがない私たちは自分を守ることに精一杯で連携なんてものはなかった。いつまで耐えられるか、そう思った時
「生徒は早くあっちに逃げるように!!結界をはり避難所を作った!」
そう叫ぶ先生の声が聞こえた。
ゲームだとすぐ作られた結界に呼ばれるイメージだったのに実際だと凄く凄く長く感じた。
慣れない戦闘に疲れ果てていた私たちは一目散にその結界に急ぐ。
(ゲームではここで転んでた。それで殿下に助けられてたけど今の関係じゃ助けてくれない。…絶対に転ばないようにしなきゃ)
そう細心の注意を払って走ったのに
「あっ…!」
途中で足がもつれて転んでしまった。
「なんでこんな時だけ強制力が働くのよ!!」
みんな我先にと安全地へ急いでて私が転んだことなんか気づきもしない。泣きたい。そして後ろを振り返るとちょうど魔物が私に追いつき襲いかかろうとしていた。眼前に迫り来る鋭い爪。
「あ…」
恐怖で魔法が使えなかった。走馬灯が見えた気がした。前世と今世の両親の顔。友達。そしてデューク。
屈託なく笑った顔。心配そうに見つめてくる顔。嬉しそうに破顔した表情。年上ヅラして頼もしさを醸し出してる時の顔。眠そうな顔。愛おしそうにこっちを見つめてくる顔。色んなデュークが脳裏を過ぎる。、
「私、馬鹿じゃん…」
あれだけ態度に出しといてこの思いを自覚してなかったなんて。死ぬ時にやっと分かるなんて。
「デューク、好きだよ…」
気がついたら口に出していた。そして鋭い爪が私の喉をかっきろうとしたその瞬間馴染みのある声が頭に響いた
「ミーシャ!!」
そしてカキーン!!となる甲高い音。
顔をあげるとデュークが魔物の爪を弾き飛ばし、魔物との間合いを詰めたかと思うとその首を切り落としていた。
そして腰が抜けて立てない私をお姫様抱っこすると避難所へ一目散に駆け出した。
「ミーシャ!無事でよかった!間に合って良かった!」
避難所につくとデュークはそう言って私に抱きついてきた。それにその手はなんだか震えてる。
だから、なんで来たの!って怒ってやりたかったのに
「助けてくれてありがと。でも来ちゃダメだって言ったのに…」
とごにょごにょと文句を言うことしかできなかった。
なのにデュークは私をさらに強く抱きしめると
「ミーシャの馬鹿!僕がどれだけ君を心配したか!僕が来てなかったら君は死んでたんだよ!?僕だって君に死んで欲しくないんだ!お願いだからもっと僕を頼って。1人でいなくなろうとしないでよ…」
と全身で震えだしてしまった。そこでふと肩に冷たい感触がした。
「デューク泣いてるの?」
まるで迷子のようにすがりついてくるデュークにそう問いかける
「当たり前じゃないか!君が魔物に襲われてるところを見て僕がどれだけ怖かったか!生きた心地がしなかったよ!!」
そう泣きじゃくるデュークにさすがに申し訳なくなって
「ごめんね」
と謝った。
「うん、いいよ」
するとデュークは子供のように幼い声でそう呟いた。
そしてデュークも私も落ち着いてどちらから言うわけでもなく離れると2人同時に
「「あ」」
「仕事」「魔王」
と声を出した。
「ミーシャはここでまってて。よく考えたら僕騎士団員だから魔物と戦わなきゃ」
デュークが焦ったように声を出し、慌てて外に出ようとした
「ダメ」
そんなデュークの袖を引っ張り
「私も行く」
そう言った。本当にレグリス先生が魔王なら覚醒する前の今しか倒す方法はない。
「だから一緒に魔王を倒して」
そういうとデュークは驚いたような顔をして
「もちろん」
と笑った。
しかし避難所から出たはいいものの周りは魔物だらけ。魔物を倒すのに精一杯でなかなかレグリス先生を見つけられなかった。
そして辺りから魔物もほとんど居なくなりどれくらい戦ったかわからなくなってきた頃
「魔物の討伐完了しました!」
どこからかそんな叫び声がした。しかし魔物がいなくなったからと言って安心できる訳じゃない。
動きやすくなった中私たちはレグリス先生を探し続けた。
そしてやっと見つけた!と思ったその時青白い顔した美少女がふらふらとレグリス先生に近づき
「ごめ、ごめんなさい!先生、ごめんなさい!私、なんの力にもなれないっ!!私に癒しの力があれば」
その体に縋り付きながら号泣した。
レグリス先生はもう虫の息。それに、こんな光景を見てトドメを刺しに行こうだなんて流石に思えなかった。
すると突然美少女は上空に向かって話し出したかと思うとレグリス先生が光り出した
「これは…」
ゲームで見たやつだった。ヒロインがよく使ってた魔法。
―――光魔法だ
正直全く意味が分からなかった。
あれって私が手に入れるはずの光魔法だよね?ていうか今頃レグリス先生覚醒して魔王なってるはずだよね?え?どいうこと?
と混乱してると
「よかったね、ミーシャ」
とデュークが笑顔で話しかけてきた
「第1王子殿下は魔王にならなかった。本当は誰も殺したくなんてなかったんでしょ?君は優しいから」
デュークの言葉で肩の力が抜けた。レグリス先生はなんか謎の美少女と仲睦ましげだし、デュークも死んでない。
「そうだね、本当によかった…」
小さい頃、前世を思い出してからずっと不安だった。自分が世界を救わなきゃって。ずっと重荷だった。自分にそんなことできるのかって。
やっと、やっと解放されて安心して思わず泣き出してしまった。
するとデュークは優しく私の涙を拭うと
「ねぇ、ミーシャ。僕も君のことが好きだよ。世界で1番愛してる」
砂糖よりも甘い言葉を今にも溶けてしまいそうな表情で囁いてきた
「ぼ、僕もって、っ!」
ボボボボっと一気に顔が熱くなるのが分かった。
「聞いてたのね!…っあれは!幼なじみとしてよ!」
触れてこないから聞かれてなかったのかと思って油断してた。やばいどうしよう。勘弁してよ。助けてもらった時からデュークがかっこよく見えて仕方ないのに!!
恥ずかしくて仕方なくてテンパりながらも何とか否定すると何を思ったのか私はレグリス先生と美少女の元に向かい、
「〜〜なんであんたが!なんであんたが光魔法を手に入れて!そいつを治してんのよ!」
と突っかかってしまった。いや、テンパるって恐ろしい。
「というか!あんたはこの乙女ゲームにいないはずでしょう!?なんで存在すんのよ!そのせいで私は虐められないし、殿下に興味も示されなかった!それにこのイベントで私を庇って怪我した殿下を治すために光魔法を手に入れるのは私のはずだったのに!殿下は私なんかお構い無しで護衛に保護されてんのよ!?おかげで私は冴えない騎士に助けられたわ!
それに、私が手に入れるはずだった光魔法を手に入れてどうしてそんなやつを治してんのよ!!あんたが、あんたのせいでシナリオがめちゃくちゃよっ!」
さっきの混乱とデュークのせいの混乱が混ざって支離滅裂なことを叫んでしまった。
「ご、ごめん、なさい?あの、なんの事だがよく分からないけどあなたはとっても可愛いからきっといい出会いがあるわ」
すると謎の美少女は引きながら適当に慰めてきた。
「なんで存在するかも分からないキモイ存在に慰められたー!!うわぁーん!」
なのに私はもう感情がしっちゃかめっちゃかでめっちゃ失礼なことを言って泣き出してしまった。
今考えると自分が恐ろしい。そしてこの記憶を抹消したい。
そんな私をデュークは愛おしそうに見つめると
「彼女はこの騒動で気が動転してしまったようですね。すみません。僕が連れていきますのでどうかご容赦を」
と言ってお2人から引き剥がした。
「どうしてこんな冴えない、ただの幼なじみが、かっこよく見えるのよ!ありえない!私、殿下と恋に落ちる予定だったのにー!!」
でも私の悪あがきは続く。だってずっと殿下と結ばれなきゃって思ってたのに。この思いは蓋をしなきゃって思ってたのに!急に認めるなんて無理!!
そう暴れる私を見てデュークはふっと笑うと
「少しでも脈があるなら、僕。絶対に諦めないから」
そう言って頭を優しく撫でてきた
「〜〜〜!!!!」
それだけなのに心臓がすごい勢いで音を立てて顔が真っ赤になる。
「〜デュークのバカ!!」
顔を真っ赤にしたミーシャの叫び声が辺りに響いた。
一気に全部出しちゃいましたー。これで最後です。
ここまで読んでくれてありがとうございます!




