修学旅行⑥
雑談兼報告2/27(2024)
まじでこういうシーン書くの辛いです。こういう時、このキャラはどう思って発言するか、リアルならどういう展開になるか、そこら辺を考えると色々辛いんですよね。まぁ、完全な愚痴です。読者様方に小説を初めて書くという方は参考までに。
本番の描写はなし。(要望が多ければおまけの方で書くかもしれません。)15歳以下も多分大丈夫です。大丈夫じゃなかったら私がアウトなんですが。(著者15歳以下)
「じゃあ、夜這いじゃなくてもいいからしない?」
「い、いや……俺にそんなきはないっていうか…。」
「ほんとうにないの?」
「完ぜんにとは言い切れないけど、ミレアにはこいびととやアレするあい手じゃなくて、友だちに対するかんじょうを抱いてる。」
「私はあるよ?」
「え?」
「前世のおん人だし、きも合うから話してて楽しいし。」
「おれはそれを恋だとは思えない。」
「じゃあカインの思うこいってなに?」
「……相手をしあわせにしたいと思えて、その存在とえいえんに一緒にすごしたいと思えること。」
「深いねぇ。なら私はただその人と一緒にいたいっておもえるものは少なからずこいなんだと思う。」
「まぁ、そうだな。」
「恋なんて人の捉えかただから。私はこのかん情は恋なんだと思うな。それに、こいって愛に育てるものじゃない?」
「恋は愛のもとってことか……。」
「うん、だから、ね?してもいいよね?」
「あぁ…って、おかしい。絶対におかしい!」
「えー、いいじゃん。逆に、何でダメなの?」
「え?……ミレアは恋を愛にそだてるって言ったけど、俺は育てられないかもしれないことが怖い。それに、相手が本当にこいをしてるのかなんて他人じゃわからない。それもこわい。」
「ふーん?そんな深くとらえなくていいと思うけど。」
「それに、俺、テネスと交際中なんだけど。これ、二股なんだけど。」
「バレないバレない。バレてもてねすなら許してくれるって。」
「俺はこういうことが怖い。これも育成にしっぱいした例のひとつだから。」
「じゃあ何でテネスとは付き合ったの?」
「……なんでだろうな。一目惚れだったのかもしれないし、せいかくに惹かれたのかもしれないし、俺をりかいしてくれたからかもしれないし、俺も誰かに恋したかったからかもしれない。それが全て入り混じってテネスを好きになったんだとおもう。」
「難しいなぁ。でもさ、付き合ってなくてもアレしても問題ないじゃん。」
「いやー、俺にはテネスがいるから。」
「満更でもなさそうじゃない?」
「まぁ、そうだな。ミレアは可愛いし、可愛い子に言い寄られて悪い思いはしないし。」
「え?か、かわいいかぁ、じゃあこのえっちしよう!かわいいんだからいいんでしょ?」
「いや、だからテネスが……「本人に今確認した。」
「嘘の可能性もあるし…『カイン、聞こえる?今、ミレアにカインと付き合ってえ、えっちなことするかもって訊かれたから、全然いいよって答えたんだけど、今どんな状態なの?』
『ミレアに迫られてる。』
『そっか、そっか。ミレアなら私よりカインと付き合い長いし、構わないよ。カインの世界も一夫多妻ありだったよね?私の奈落世界も平気だからじゃんじゃんいっちゃって。男ならそのまま押し倒してやっちゃえ!』
『善処する。』
『頑張ってね。』
「い、いや、妊娠のリスクとか感染症とか、ね?」
「サータから前に聞いたんだけど、なんでも避妊できて媚薬効果もあって、体の免疫を高めてくれるポーションを開発したんだって?」
「したけどさぁ……。」
「ならいいじゃん。本命からの許可が降りてて、妊娠とかの心配もなくて、お互い酔ってて、みんな寝てて。完璧じゃん。」
「ちゃんと恋することができないかもしれないけど…。」
「別にえっちなことしたからといって、付き合うわけじゃないし。」
「そうだけど、俺にも信条ってものが…。」
「なら、今ここでミレア、好きだ、付き合ってくれって言えば?」
「無理。」
「まぁ、今回はカインからの告白は許してあげよう。でも、えっちなことはするよ。」
「い、いや、おかしいと思います!り、理由、理由を!」
「私がしたいから。」
「う、うーん……」
「何でそんなに渋るの?好きになれないのはわかったけど、性欲は人間の三大欲求じゃん。」
「まぁ、うん。」
「じゃあやろうよ。」
「あー、もいわかったよ!やればいいんでしょ、やれば!」
「そうだよ。」
「ほい、これが例のポーションね。片方飲めば避妊効果あるけど、免疫強化と媚薬効果は飲んだ方にしか効かないから。二人で飲むぞ。」
「ん、わかった。」
そう言って俺はポーションを一気に飲み干した。
◇
数時間後
夜這い疑惑をかけられ、ミレアに半ば強引に襲われ、貞操を奪われた俺は、薬の効果も切れ、酔いも覚めたので寝付けず、リビングに降りることにした。
ミレアはまだ酔いが残っていたらしく、行為が終わり次第眠ってしまった。
「うん?カインさん、寝なくていいんですか?」
「あれ?ミーアは?」
「ミーアさんなら少し前に仮眠を取ると言って部屋に行きましたよ。」
集中してたから気づかなかったのか。
「とりあえず、座ってください。ワイン入れますね。」
「またお酒ですか……少しだけ貰います。」
先生が俺にグラスを手渡してくれる。
「それにしても、お楽しみでしたね。」
「ん?何のことだかわかりませんね。」
「またまた。ミレアさんと関係を持ってたくせに。」
「余計にわかりませんね。」
「私、〈精神魔法〉もですが、〈幻影魔法〉の類のスキル、魔法は効きませんから。」
「〈防音結界〉張ってたので調子乗ってました。リーシヤとクロムには絶対に言わないでください。」
〈防音結界〉は〈結界魔法〉と〈幻影魔法〉の合成魔法だ。
そこから〈幻影魔法〉の要素を抜き取ったらただの結界でしかない。
「ふむ……。私も先生ですからね。生徒の秘密は言いふらしませんよ。」
「おぉ!先生のこと見直しました!」
「私のことを何だと思ってたんですか?」
「偉大なるZランク冒険者にして、恩師です。」
「まぁ、許してあげましょう。」
「先生は寝なくていいんですか?魔物に襲われる危険もないのに。」
「えぇ、まあ。何かわかりませんが、嫌な気配がするもので。」
「嫌な気配ですか。それは強力な魔物ってことですね?」
「……えぇ。」
「この惑星に魔物はいませんよ。」
「おっしゃる通り、この程度の魔素では最上位の魔物以外生きられませんし、Gランクの魔物ですら発生しないでしょう。」
「なら虚無空間の魔物とか?」
「わかりませんが、その可能性もあるでしょう。気配と言いましたが、勘に近いものです。きっと気のせいです。」
「そうですか。」
「それで、ミレアさんとはどんな感じだったんですか?」
「どんなって……普通ですよ。」
「カイン君が受け入れたということは、少なからずミレアさんに気があるのでしょう?」
「……わからないです。好きと言えるかと訊かれたら、全然言えます。ですが、付き合うとなると俺には荷が重いっていうか…。」
「私はカイン君たちとも何年もの付き合いですからね。ある程度考えてることくらいわかります。」
「へー、例えば?」
「ミレアさんがカイン君に気がある、とかですかね。」
「まぁ、そうでしょうね。」
「ほぅ、自覚はあるんですね。」
「友達と恋の線引きは難しいですけど、逆に言えば紙一重なんですから簡単に恋に変わるとも言えますからね。人はただ楽しい、嬉しいと感じただけで恋だと錯覚しますから。」
「まるでそれを知っているかのように言いますね。」
「知ってるんですよ。」
「15歳の若造が?」
先生から若干の覇気を感じる。
大人ぶっている態度が気に障ったのだろうか。
「先生を信用して話します。俺は日本という国からの転生者なんです。」
「ミオさんとシンヤさんの故郷ですね。」
「驚かないんですね。」
「だてに歳はとってません。それに、転生者ならカイン君の強さの理由がよくわかります。と、いうとミレアさんも転生者ですよね。お二人がこの世界について妙に詳しかったのはそれでですか?」
先生は意外にもちゃんと俺たちをみてくれていたらしい。
「そうです。」
「で、カイン君は前世で恋人に裏切られでもしたのですか?」
「いいえ。ただ、恋が怖かっただけです。」
次は明日です。