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出会い

私がせっかく親孝行しようって思ってたのに


急に眠くなって目覚めたら


お見合いがしたくない?


『はぁ?』


だったらはっきり言いなさいよ!


私はアニータに言い放った。

アニータはまた不思議そうに辺りをキョロキョロ

見渡すやっぱり誰も居ない。

アニータは何処から声がするのか気になり始めた。

茉莉亜『もうちょっと…』

茉莉亜『もっしも~し聴こえてる?』

アニータはまたキョロキョロして

声は自分から聴こえて来る事に気付きました。

アニータ『貴女は誰ですか?』

茉莉亜『わ…わた…わたしは…別に怪しい者では無いわよ!』

そういう奴ほど怪しまれる。

茉莉亜『私は日本と言う国から来た茉莉亜って言うのよ!』

アニータ『ニホンですか?聞いた事ない国ですね』

えっ!この世界に日本はないの?って言うかだったら

此処は何処なのよぉ~!

アニータ『マリアはどうして私に干渉出来ているのですか?』

茉莉亜『それは…私も分からないけど、最近夢を見る度に此処に来てしまってて、干渉するつもりなんてなかったの』

茉莉亜『ごめんなさい』

アニータ『私もそうとは知らずに…今の所貴女の声は

私にしか聴こえないから大丈夫です!』



お見合い前のアニータ

はぁ~!勝手に見合いが決まってしまったけど…見合いなんかまだしたくないわ

どうやって断れば良いのかしら?相手に嫌われるような事をすれば良いのかな?逞しい姿を見せるとか?

アニータは色々考えますが中々コレと言う決定的な手段が思い付かずお見合いの日を迎えてしまうのでした。

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