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KING or SERVANT  作者: ゆめたろう
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入学初日

春。ここ呂久丼学園。

名前からして偏差値の低そうな学園であるが、そこそこの進学校である。

ここに集いし約140名の新入生達によるなかなか壮絶な学園生活が今、始まろうとしている。


大きく開かれた校門には次々に呂久丼学園の生徒達が入っていく。大きな桜の木が何本も校舎への道に並んでいる。

ここにはかつての友達は居ない。

いや。もともと友達はいない。

しかし、過去の自分とはおさらばだ。

俺はここで高校デビューを果たし、安全でそこそこ楽しい高校生活を歩んで行くのだ!!

校門をくぐり、桜の木に見送られクラスを確認する。当たり前だが知らない名前ばかりだ。

1クラス40人前後の全部で5クラスあるようだ。

笹浜 優、笹浜 優は…と、2組か。

わかったとは思うが俺の名前は笹浜 優だ。

普通な名前だが、俺は結構気に入っている。

階段をのぼり、2組に入る。

校門の方を右とすると、右から1組、2組、階段とトイレを挟んで3組、4組、5組となるようだった。

黒板に座席表が貼られていたためしっかりと確認し席に着く。俺が来た時には席は半分以上埋まっていた。入学初日だ。会話はなく、緊張気味にみんな座っている。担任が来るまでの待ち時間。俺は読みかけだった本を開いた。


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