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「とりあえず外に出てみようかな。多分遠くに光が見えるからそっちにいけば外につくよね。」
遠くにはうっすらと光がみえる
「外かな?ていうか今更だけどこれまで光があそこにしか無かったのに何で普通に見えてたんだろう?やっぱり吸血鬼になっちゃったからなのかな?」
そんなことを考えながら歩いていき、光のもとにたどり着くと、そこにはバスケットボールほどの大きさのの光輝く玉が置いてあった
「あれ?外の光じゃなかった。でもなんか凄そうな水晶だね。とりあえず鑑定してみようかな。【鑑定】」
ダンジョンコア(マスター未登録) ダンジョンの核となる物 魔力を注ぎ込む事でマスター登録ができる
「凄い!まさに異世界に来た!って感じがする物だよー!凄くテンションが上がってきた!」
「登録しよう!…魔力を注ぎ込むのってどうやってやるんだ?とりあえず触ればいいのかな?」
ぺたり ひんやりする
「…」
ぺたり なにも起こらない ぺたぺたぺた
「ダメだ…よくわかんない。もうああするしかないのかな?クラスにいた厨二病患者の佐藤くん(仮名)みたいに『闇の炎よここに顕現せよ』っていいながら手に力を込めるみたいな感じのことを…」
(これでできなかったら一生の黒歴史物だよ…)
「ん~えいっ!」
結局恥ずかしくてそんな詠唱はしなかったが体から何かが出ていく感覚がする
何となくだがこれは成功した そう確信する
『魔力を確認しました。マスター登録を開始します。』
「やった、できた!」
『マスターの名前を設定してください。』
「名前かぁ。もとの名前のままでもいいけどもしも名前が浮いてたらいやだしなぁ。」
これまで触れていなかったがこの少年のもともとのなまえは輝夜照月という
「みんなに呼ばれてた名前でいいかな。テルだよ。」
『登録しました。ダンジョンコアの更新を始めます。ーーーーーー完了しました、マスター。』
「え~っとダ、ダンジョンコアさん?ってなにができるの?」
『私はマスターに指定された場所をダンジョンに設定し、管理することが出来ます。例としては周辺一帯の魔素の吸収、魔物の召喚です。』
「なるほど?う~んとりあえずは設定しなくて良いかな?この場所よくわかんないし。」
『わかりました。では待機状態に変更してマスターの指示を待ちます。』
そう言うと水晶?は一際激しく輝くと、バスケットボール位の大きさからビー玉くらいの大きさに変わった
「うわ~こんなちっちゃいと無くしそうだよ」
独り言を呟くとダンジョンコアが
『もしもよろしければマスターの手などに埋まることもできますがどうなさりますか?。』
「それって痛い?」
『多少は痛いと思われます。』
痛いのはいやだなぁ
でも失くしたくないしなぁ
「じゃ、じゃあお願い。」
『わかりました。それでは開始します。』
メリメリッ!手の甲が嫌な音をたてて裂けていく
「ぐっ、あがっ!痛い痛い痛い!」
意識が飛んでしまいそうなほどの痛みが襲ってくる
しかし奇妙なことにその痛みは手の甲にコアが埋まって2秒もしないうちに治まる
「はぁ、はぁ、はぁ。痛かった。」
涙目で右手の甲をみるとそこには血に濡れたコアが埋まっていた
「うわ血が…ってあれ?もう止まってる?なんで?ってそうか、再生か!」
再生の効果でもうすでに怪我が治り血が止まっていたのだ
「凄い。本当にこんな早く治るんだ。だったら血液操作ってスキルあったはずだし動かせるのかな?」
とりあえず先ほどダンジョンコアに魔力を注いだときのように力を込めながら浮くように念じる
「あ、浮いた!」
血がふよふよと浮いている 無重力ならばまだわかるがこの場所は普通の場所であるので血が浮いているこの光景はとても異様だ
「凄い!楽しい!」
更に魔力を注ぎなから今度は上下左右色んな動きをさせてみる
そして勢いよく前に飛ばしたのだが、何故か5メートルほどとおくに行った辺りでパシャッと泡状の血が崩れ落ちてしまった
「操作できる距離にも限界があるのかな?よし!色々検証してみよう!」
その後も血液操作で検証(遊んでいた)していたらいきなり
『マスター、既に3時間程経っておりますがよろしいのですか?』
と言われた
テルは恥ずかしくて顔を少し赤くしながらそそくさとこの部屋まで通ってきた道を戻り始めた




