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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
96/161

8-8

閲覧ありがとうございます。

お嬢により場の統制がとられ

会話が出来るほどに場の空気が落ち着いてきた。




と、言っても死屍累々ではある。



丸テーブルの一席に座すお嬢に対し、

対角線上にその他全員が集まっている。


またその中でも被害が大きいのが揚勝さんで、

先ほどから小さな声で念仏を唱えだしている。



セレブに対する傍若無人ぶりに価値観を。


不意打ちとはいえ攻撃を当てられたことにプライドを。


そしてその攻撃によって鼻から大量の出血を。


心身共に強烈なダメージを受けた揚勝さん。


とても可愛そうではあるけれど。


怖いから。


そんな間近で念仏とか怖いから。


ってかみんな私の後ろに隠れるのやめようよ?


大丈夫だって。


変なことしなきゃ大丈夫だって!



お嬢もほら!


笑って!笑って!


そんなむすっとした顔してたら

みんな怖がっちゃうから!



私がお嬢の口に触れようとした瞬間。



「それじゃ知ってることを

話してもらいましょう・・・っか!」



その声と共に私の両はさみがお嬢の手によって

270度ほど逆方向へ曲げられる。



ッフォア゛!



私のコントロール下を離れたハサミが力なく垂れさがる。



そしてその光景を見た揚勝さんは気絶。


匠さんはすでに部屋から逃げたらしい。



「ぢゅーー!ぢゅーーー!」



既に言葉を失ったセレブが威嚇を始める始末。


収集が付かなくなりそうだったが、

きっとマッキーがなおしてくれたのだろう。


ものの数秒で私の両はさみが復活。


そしてそのハサミでセレブをなだめることに。



「・・・ちゅあ!?そのお力は!?」



何やら正気を取り戻すセレブ。


マッキーの癒し効果を知ってるのかな?


私のハサミの回復を見て納得がいったように語りだす。


それは何百年も前にこの森に会った世界樹の伝説を。





その樹あらゆる傷を癒す力を持ち、

欠けることなき魂であれば欠けし器を補わん。


その樹は大地にめぐる魔素の流れを制し

すべての生き物が正しく生きてゆける地を守る。


人その力に魅せられた。森へ至りてすべてを奪う。


その樹悲しみてその身を人中へ投げ込まん。


人これを奪い合いて崩れゆく。


森には平和と希望が残されん。




「というものでちゅ。」



黙って聞いていたお嬢、何やら考え込んでいる。



「まぁ、このお話は僕が作ったんでちゅが。」



すくっと立ち上がり私ごとセレブを消しにかかるお嬢。



「待つでちゅ!これはちゃんとした実話でちゅ!」


「は?今自分で作ったって言ったでしょ?」


「このお話は女王様から聞き取った話をまとめて

それっぽくしたものでちゅ。」



再度黙り込むお嬢。


セレブの話では当時そのいざこざがあった際に

実際に生きていた女王様から聞いた話を

何とか編纂したものだという。



「女王様のお話は世界樹様との惚気話が強すぎて

話が分からなくなるでちゅ。」



ということで簡潔に要点をまとめて

なんかそれっぽくしたお話が先ほどのものらしい。


そしてお嬢が喋りだす。



「じゃあ私はあの妖精にまんまとのせられて

今回の騒動に巻き込まれたと?」


「まぁ、それも一つの結果ではありまちゅね。」



今までごちゃごちゃしていた状況がようやくわかってきた。


マッキーはさっきの伝説に出てくる世界樹で、

セリはそれを見つけて女王様へと知らせて取り入ったと。


でも話を聞く限りマッキーがこの森に戻って

女王様とハッピーエンドで終わりじゃないの?


さっきの話だけじゃマッキーや間違えなく関係者の

レガ君とのやり取りがしっくりとこない。


私も考えこんでいると。



「ってかカニ太郎!」



はい!何でしょう!?



「聞いてないんだけど?」



はい?



「私あんたの背中に生えてるのがそんなものだったなんて

聞いてなかったんだけど?」



あ?お嬢も?


私も実は聞いてなかったんだよね。


あはは。


と、おどけながらそんな反応をする私に溜息をつくお嬢。



「とにかく戻るものが戻ったならいいじゃない。

私たちにはやることがあるの。」



そういってこの場を後にしようとするお嬢。



「そ!そうはいかないでちゅ!!!

これは世界の危機でちゅ!」


「は?なんでそんな話になるのよ?」


「女王様は世界樹様を食べちゃうきでちゅ。」



・・・え?

お話のテンポや構成は改善の余地が多く読みづらくなってしまい申し訳ない。


今までのフラグを集約する場面でもあるので矛盾や不整合があるかもしれません。

大筋としては予定通りですが細かい部分は改稿の際に修正します。

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