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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
93/161

8-5

いつも閲覧ありがとうございます。


戦闘シーンなのに投稿がまばらで申し訳ない。


色々表現やテンポにこだわるとキリがない。



「な!」



そんな声と共に段ボールとスラ子が

宿殻の中から這い出てきた。



『遊ぶの禁止』



そう張り紙をしてある段ボール。


なるほど!


さすがスラ子!


スラ子が何をしようとしているのかわかった。



スラ子が段ボールの中身を空中にばら撒くと

すかさず箱の中身を触手で掴んだ次の瞬間。



(ッボ!)



一瞬の発火音と共に目の前で数本の火柱が上がる。


そう、スプレーとライターの簡易火炎放射器である。


ホントに頼りになるスラ子。


ただ、なんでそんな使い方を知っているのかは

後でちゃんと聞き出さなくてはならない。



「なな!」



スラ子が声をかけると同時に私のハサミに絡まっていた

ツタが解け体が自由に動かせるようになった。



スラ子の火炎放射でツタの後退も順調だ。



このまま行けばレガ君も・・・!




そう思い私がハサミを伸ばそうとした次の瞬間。








スラ子が持っていたスプレー缶の一つが爆発する。


お嬢のフレイムタワーほどの衝撃はないにしても

スラ子の触手では耐えきれなかったらしく

手に持っていたスプレーやライターが四散する。


惜しい。


あとちょっとでレガ君のところまで行けたのに。


力づくでならいけなくもない距離。


でも爆発でスラ子の動きが鈍くなっている上、

焼き払われたツタの後ろからもう新しいツタが

うごめき始めている。


私は急いでスラ子を抱きかかえると後ろへ急いで後退する。



ごめん!


後で絶対助けるから!!!




ツタから距離取る中、お嬢たちの様子を確認する。


どうやらお嬢はまだゴウゴを救出中のようだ。


あっちもどうやらのっぴきならない状況らしい。


そんな混乱した状況下で視界に留まるものがある。




あ、あいつ!!!


姿が見えないと思ったら。





「セリちゃん。後は任せたわよ?」


「はいです!女王様!!!」


「ふふ。急いで支度しなくっちゃ。」



そう、誰ということでもないセリ。


あいつが女王様と何やらそんなやり取りをしていた。


女王様は私の宿殻抜き取った樹木を地面に突き立て、

テンパの中から取り出した1輪の花をセリに渡す。



「やったです!やったです!!!」



テンパの中から出てきた花を嬉々として眺めるセリ。


あんなものを受け取って喜ぶってことは・・・。


そんな私の視線に気が付いたのか

セリがニヤニヤ笑いながら私に視線を移す。



「これでようやく変態ヤドカリともおさらばです。」



だよね!


どうやったってそういう類のものだよね!



女王様からもらった花は振りかざすと

ツタが巨大な蛇の形を成してゆく。



ふふ。


なんとも強そうじゃありませんか。



もう笑うしかないし。



何この状況。


詰んでませんか?


私をヤル気満々のセリ。


捕まったレガ君。


ゴウゴを助けるのに手いっぱいなお嬢。


そしてそこに向かう女王様。




・・・。





こうなったら男カニ太郎!


気合で何とかお嬢だけでも!


私が腹を括ったその時。


上空から高い笛の音が聞こえる。



(ピィーーーーーーーーーーーーー!!!)



その場にいる全員の注目集める音。


その発生源には緑のハングライダーのような物があり。


徐々にこちらに向かってきている。



「まさかあいつらが来たですか!?」



再び手に持った花を振りかざすと

ツタの大蛇の口から何かが高速で発射され

上空のハングライダーを打ち落とす。



「やったですか!?」



そう丁寧にフラグをたてるセリのふりもあり。


落ちてゆくグライダーから二つの影がお嬢のもとに

舞い降りたようだ。



「あわわ。」



と、なんともコミカルに慌てるセリを見る限り。


どうやらまだ絶望するのは早いらしい。



新キャラがとりあえず出てきた。


一応こだわりのある三人。

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