6-11
閲覧ありがとうございます。
所詮はおもちゃの剣。
(トゥールールーーー)
・・・勝っちゃったよ。
聖剣に打ち勝っちゃったよ!!!
何なの?
スラ子達の聖剣ごっこで遊んでた
イチキュッパのおもちゃの剣だよね?
本物しっかりしろよ!
上半分が折れて無くなった聖剣を片手に
混乱している勇者さんがかわいそうやろ!
戦闘中にも関わらず『っは?』みたいな
顔で聖剣を見つつ棒立ちする勇者。
容姿も相まって不覚ながらも
ッキュン!としてしまう私。
だが、これでマー君の圧倒的優位!
「・・・退いてはもらえないか?」
棒立ちする勇者に撤退を薦めるマー君。
「後があるなら引いてるけぇ・・・。
後がないからここにおるんよ!!!」
泣きながらマー君に、
いや、マー君の持つおもちゃの剣につかみかかる。
(ト”ゥ・ドぅールール”ーーー)
勇者につかまれた剣から異音がする。
不意を突かれたマー君は剣を離し、後ろに後退する。
確かにあれは所詮おもちゃの剣。
刃がついているわけではないので
つかんだところで切れるわけはない。
それでもおもちゃの剣とそれをつかんだ勇者の手
双方ダメージを負っている。
(しゃぎぎぎぎぎぎぃ・・・・)
おもちゃの剣から音がしなくなった。
聖剣を折った武器を素手で壊す勇者。
恐るべし。
だがそれは始まりに過ぎなかった。
突然苦しみだす勇者。
体中の傷口から膨大な魔力を放出しながら
マー君に襲い掛かる。
より直線的になった勇者の動き。
最初と同じように防御をあきらめ回避しようと
試みるマー君。
「っがは!」
まるで手の周囲に見えない壁があるかの如く
空間ごとマー君を捉え、そのまま地面に叩き付ける。
地面にめり込んだマー君にとどめとばかりに
拳を叩き込もうとする勇者。
どれだけ威力があるのかわからないが
想像し得る最悪の光景に目を背けてしまう。
!!!
強烈な衝撃と音の波が周囲を通り過ぎてゆく。
・・・。
どうなったんだろうか?
衝撃の影響が次第に収まってゆく。
確認するのが怖い・・・。
でも見ないわけにはいかないよな。
恐る恐る確認をする。
・・・!
れ、レガ君!!!
いつの間にか勇者の目の前に現れたレガ君が
勇者の一撃を受け止めている。
「・・・痛い。」
レガ君が頑丈なのは知っていたが、
あれを受け止められるってすごいな。
「ぐ!・・・・う”わ”---!」
突然現れたレガ君に驚く勇者だったが
それでもかまわずレガ君事殴りにかかる。
「うぅ、もう迷ってられないよ。
カニ太郎準備して!」
え?準備って?
「いくよ!!!」
え?いくよって!?!?
昨日の夜見た記憶のある魔法陣が現れる。
っちょ!いつものことだけど説明!!!
説明がな!!!
魔法陣の中に体が吸い込まれ意識が途切れる。
「・・・ろx。」
「・・・カニ太郎。」
誰かに呼ばれている。
意識がはっきりしてくるとそれが
レガ君だということがわかる。
「・・・3分しか持たないから。」
え?
「そういう設定らしよ?」
ごめんね。レガ君。
今度ちゃんとお話しする時間作るから
ぶっつけ本番でざっくり説明するのやめよ?
ね?
「・・・これ押してね。」
そっと近づき私の手に何かを握らせる。
ってか無視かよ!
突っ込みつつも手渡されたものを確認する。
っはは。
・・・まさか。
え?冗談だよね?
冗談だよねレガ君!?
レガ君の肩をつかみ揺さぶる。
落ち着いた顔して何ぶっ飛んだこと
させようとしてるんだこいつ!?
ここにきてカニ太郎のひらめきがさえわたる。
フーシェの言っていた『爆発』という単語、
そしてこのおもちゃ。
何よりおもちゃの剣をトンデモ物体に換える
彼らの謎技術。
あかん。
恐ろしい結末しか想像できない。
『・・・やはり、・・・だめだったか。』
そうつぶやくレガ君の姿しか想像できない!!!
現実とフィクションは違うから!
違うんだから!!!
「・・・カニ太郎。」
慌てふためく私の肩にそっと手を置くレガ君。
「・・・後・・・2分30秒。」
こなくそぉおおおい!!!!!!
(ッカチ)
やけくそでスイッチを押しました。
今のところフィードバックがないので、「推定、面白いであろう!」
的な感じで書きなぐっている今日この頃。
踏み外してしまっていたらごめんなさい。




