表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
65/161

6-9

閲覧いつもありがとう。

木々の合間から人影が現れた。



「マクベリアさん?」



そう声を発した女性。


私は久しぶりときめいた。


もし天使がいるとしたら彼女のことだろう、

いや『彼女は天使やってるんですよ?』

そう紹介されても私は余裕で信じる。


そんな神聖をまとった銀髪の美女がいた。



「良かった。急いで抜け出してきて。

探すの大変だったんですよ?」



そう言いながら微笑む彼女。


それに対してマー君は彼女を凝視した状態で

まったく動かない。


また、マー君の近くにいたスラ子が

現れた彼女のことを警戒しながら私の方へ

ゆっくりと移動してくる。


・・・あれ?


もしかして?



彼女がそっと腰に備えた剣に手を添えた瞬間。


状況が一変した。


スラ子はすごいスピード私の宿殻の中へ。


マー君は後ろへと後退。



「往生せいや!マクベリアぁーー!!!」



スイッチが切り替わったかの如く

ものすごい怒声を上げ、

両手持ちの剣をドスの様に構えて襲ってくる彼女。



「逃げるんだ!カニ太郎君!!!」



突進してくる勇者をぎりぎりでいなし、

足をかけて転ばせるマー君。



っしょっぼ!


攻撃っしょっぼ!!!


だけど効果は絶大のようだ。


周りの木々をなぎ倒しながら盛大に転んでゆく。



とにかくまた邪魔になりそうなので急いで逃げる!



砦に向かって駆け出そうとしたとき。


ちょうど砦の方から誰かが駆けてくるのが見える。



「かぁーにーたーろぉおぉぉーーーー!!!」



おうふ。


お嬢が鬼の形相で迫ってきている。


あれはマジ切れしているときのお嬢だ。


私はすでにお嬢に補足されているらしく

全力疾走の勢いそのままに一撃。



「あんたは・・・!この忙しい時に・・・!

何を・・・!やってるの!!!」



そして、一区切りごとに飛んでくるマジパンチ。


お、お嬢。


今それどころじゃないから!


逃げなきゃ!


急いで逃げなきゃ!!!



私をひとしきり殴り終わるとあたりの異変に

気が付くお嬢。



「・・・このえぐれた地面は何?

というかあんたこんなところで何してたのよ?」



勇者が転んだ表紙にえぐっていった

地面を見つめている。


うぅ。何発かいいのをもらったせいで

頭がぐらぐらしているが、今はそれどころじゃない。


不思議そうにしているえぐれた先を見つめている

お嬢を抱きかかえる。



「な、なにすんのよ!!!」



突然抱えられたことにびっくりして抵抗するお嬢。


脇腹に鋭い蹴りを受けつつもフーシェに頼んで

その場から逃げ出そうとしたしたそのとき。


勇者の転がっていった方向から鋭い視線を感じる。


強烈な圧迫感に耐えきれずその方向に目を向けた

一瞬である。


先ほどの笑顔が剣を振りおろそうとしていた。


!!!


回避どころではない、思いっきり足を切られる。


空を飛んでも、あんな一瞬で距離を詰めてくる

相手では飛び上がる前に叩き落されてしまう。


足の痛みを我慢しつつもどうやって逃げるか考える。



「・・・あんた誰よ?」



先ほどの一撃で緩んだ私の拘束から抜け出した

お嬢が、臨戦態勢で相手に話しかけている。



「おぅ!人になめぇを聞くときは自分からって

もんだろう?」



・・・。


完全に第一印象と人格が入れ替わっている。


お嬢も見た目と中身のギャップに少々驚いている。


が、奇人変人の扱いは慣れているお嬢。


問答の間にまた何か準備をしている。



「まぁええわ、名乗ったる。

アイナや、アイナ・フォーゲルン。」


「うそ!?セントリアの勇者様!?」



マー君やスラ子の反応から嫌な予感はしていた。


この人が勇者・・・。



「せやで、リサ・ベルクヴァイン。」


「!!!」



どうやら勇者はお嬢が何者かわかって

攻撃してきているらしい。



「な・・・。なんで。」


「なして?そうやな・・・。」



勇者がお嬢に微笑みかける。



「死んでからゆっくり考えや!」



勇者の斬撃がお嬢に襲い掛かる。


目で追い切れていない私。


気が付いたときには勇者の攻撃モーションが

終わっていた。


勇者の口調がうまく固まらず、思いのほか時間がかかりそうだったので投稿。

そのあたりは今後よしなに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ