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閲覧ありがとう。
新たに評価があったのがうれしく急いで書いてしまった。
スラ子がbananaを覚えたその晩。
ライオネル陛下からの伝令で、相手との
にらみ合いに入ったため長引くとの連絡があった。
お嬢は立場上グラインバルムの兵士たちと
戦うわけにもいかず、
マー君との思いで話や近況についての話に
花を咲かせている。
私も私で、守備として残った獣人さんたちと
コミュニケーションをとったり料理をふるまったりと
戦時下にも関わらずマイペースに過ごしていた。
・・・これでいいのかな?
これから遭遇するであろう強敵たちが
控えているかもしれないのに
畑いじりと料理ばかりしていて。
宿殻空間内で布団に入りながら物思いにふける。
「・・・っふぐぁ!」
突然腹部に強烈な圧を感じる。
それもそのはず。
レガ君が馬乗りになっている。
しかもいつもの鎧をパージしている!
何この状況、女体に馬乗りにされている。
本来であればロマンスな展開だが
私の体はそれどころではない。
鎧を脱いだとしてもレガ君の体は
わけのわからない鉱石で出来ている。
密な圧力が私の上半身と下半身を
分断しにかかってきている。
「強く・・・なりたい?」
ひとまずお前をどかせるぐらいにな!
という突っ込みを置いておいて必死でうなずく。
それを見たレガ君は私を布団で簀巻きにすると、
部屋の中央に設置した。
すると私を中心に魔法陣が浮かび上がる。
「な"にこれ?」
私の問いかけを華麗にスルーし、
いつの間にか現れているみんなに声をかける。
「みんな・・・やるよ?」
「な!」
「うぅー。」
「・・・。」
スラ子、フーシェ、マッキー、レガ君が
私を囲む様に四隅に立った。
すると魔法陣の光がどんどん強くなってゆく。
え?え?何してんの?
「れ、レガ君?何してんの!?」
「・・・強くする。」
そうなの?ありがとう!
でもね?ふつう事前に説明とかするよね?
何この急展開!
心の準備が出来てないんですけど!
魔法陣の光であたりから影が消える。
ま、まぶしい。
そうあたふたしていると
フーシェが泣き始める。
「う"-。やめようよぉ。」
普段からびくびくして泣きそうなフーシェではあるが
このぐずり方は今までにない。
「え?え?フーシェさん?フーシェさん!!!
なんで泣いてるの?」
この状況下で何故にお前が泣くの!?
「こんな・・・、こんなにしたら
カニ太郎爆発しちゃ"う"よぉ"-。」
お、おま!
聞いてない!聞いてないよ!!!
「っちょ!!!レガ君!?
強くなる前に爆発したら元も子もないからね!?」
私の悲痛な叫びをまたもやスルーし
フーシェに優しく声をかける。
「フーシェ・・・大丈夫。」
「・・・ホント?」
ホント?そこ大事だからね?
「・・・ちょっとだけだから。・・・爆発するの。」
すんのかよ!
爆発すんのかよ!!!
どうやったて爆発したら大丈夫じゃないよね?
タイム!
タイムお願いしまーす!!!
「・・・じゃあ我慢する。」
「うん。じゃあいくよ?」
いかないでー。
いかないデー!
爆発したくないー!
魔法陣からの光が私の視界を埋め尽くす。
空気の振動が音となって私の聴覚をつぶす。
だめだ・・・意識が。




