表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
62/161

6-6

いつも見てくれる人たちありがと。

閲覧がある限り頑張ってゆきたい。

ライオネル陛下が銀プレートを一通り見終わる。



「やはりオイゲン老というしかないのか。」



あーいつもの聞きなれた形容詞。


どういう意味ですか?



「盗まれたものではない・・・が、

間違いなく同種のものだろう。」



どゆこと?これも鍵なのかな?



「すまぬが確認を取るためしばし預かっても

良いだろうか?」


「えぇ、かまわないわ。」



こうして銀プレートを預けたところで

遠吠えが聞こえてきた。


どうやら戦闘が起きたらしい。



「まだ聞きたいことがあるだろうが

しばしまたれよ。」



こうしてライオネル陛下との謁見は

一時終了となった。






「ライオネル陛下かっこよかったよね!

タテガミめっちゃふさふさしてたわー。」


「な!」



時間が出来たということで今私は

スラ子と一緒に宿殻空間で収穫を行っている。


手伝ってくれるスラ子はホント偉い。


そして宿殻空間にいるメンバーで一番私と

接してくれるのもスラ子だ。


ただ、欲を言えば会話のキャッチボールがしたい。


レガ君は基本しゃべらないし、

必要のないと判断した会話には一切反応しない。


フーシェも私単体が近づくと逃げることが多い。


・・・何故だろう?


スラ子と一緒じゃないとあまり会話にならない。


感じのスラ子「な」を発音して以降

それ以外の言葉を発していない。


反応してくれるだけうれしいのだが、

何を言っているか知りたいという欲が出てしまう。



「スラ子ぉー、ほら!リンゴだよ。リ・ン・ゴ。

言ってみて!」



手に持ったリンゴを見せつつ頼んでみる。



「な!」



・・・三音節はあるはずなんだが。


いや、スラ子にとってこの発音はまだ

難しのかもしれない。



「じゃぁこれかな!?・・・みかん。

みーかーんー。言ってみて!」


「なー。」


「・・・『なー』じゃなくて『みかん』だよ?」


「な!な、なーな。なー、なー!」


「ん?『なー』じゃなくて『なー』なの?」


「な!な!!!」


「そうなんだ!難しいなぁ・・・。」



って違う、違う。


私がスラ子の言葉を教えてもらってどうするん?


私『な』だけじゃ会話できないからね?



「これなら言えるんじゃないか?」



果物つながりで季節外れのこれを取り出した。



「バナナ!『な』が入ってるし言いやすいでしょ?」


「ななな!!!」



惜しい!だがひとまず三音節分発音した!


これは素晴らしい進歩だ。


後は『バ』と発音させれば

楽しい会話に向けて一歩前進だ!



「バ・ナ・ナ。」


「な・な・な。」


「「・・・。」」



かたくなだな・・・スラ子。


しかしここでは引き下がらない。



「バ!」


「な!」


「「・・・・・・。」」


「バ!「なな!」」



わ、私の発音を利用しただと・・・!


おのれスラ子・・・。




・・・でも、かわいいから許す。


あー、でもあとちょっとの気がする。


スラ子はふざけているように見えて

かなり頭がいいことはわかっている。


正直困ったときはスラ子頼みのことが

多多あるからね。


もうひと押し!



「バ・ナ・ナ!って言ってみて。

お願いスラ子!!!」


「・・・。」


「ば~な~な~。」


「・・・。」



やっぱりだめか。反応がなくなってしまった。


あまりにしつこいのも嫌だろうし今回はもう

やめておこうか・・・。


あきらめかけたそのとき。



「・・・banana?」



なん・・・だと?



「え?スラ子?」


「banana!!!」



私も2,3度しか聞いたことないが

めっちゃネイティブなバナナを発音するスラ子!



「すごい!スラ子すごいよ!!!

ホンマ天才やでこの子!」



こうしてスラ子の発音ライブラリーに

bananaが追加されるのであった。


もうちょっとぐらいで想定したお話の半分ぐらいになるといいなぁ。

そして一通り話が出来たら改稿するんだ。

フラグじゃないよ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ