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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
42/161

4-6

学校生活二日目が始まる。


といっても私は何かする訳でもない。


お嬢は完全にクラスにとけ込めたようだし、

学校側とのゴタゴタの心配もなさそうだ。



と言う事で宿殻内に来ました。


ちょっとした変化や発見もあったし

状況を整理してみようと思う。



まずスラ子。


手が生えました。


すごいでしょ?


顔のついたスライムから手足が

生えているんだよ?


大きさは前回生えた幼稚園生ぐらいの足が

1とするなら手の大きさは2?


足より大きく、がっちりしている。


直立状態で手の平が地面についている感じ。


そして宿殻空間内で移動する際は

今回生えた手を使ってチンパンジーの用に

移動するようになった。


移動するときの安定感がでたよね。




・・・うん。



もうスライムじゃないね。


なんかちょっと人類の進化の過程を見ている。


そんな気がしないでもない。


ってかこの流れなら、

いつの日か人型になったりするのかな?


ちょっと楽しみだったりする。



レガ君はあれからまたちゃぶ台の前で

マッキーに向かって正座をし、動じない。


そしてそれと向き合うマッキーも然り。


・・・もしかして何かしているのか?


残念ながら私には全くわからない。



あ、ちなみに前の町で商店を開いたときに

マッキーが提供してくれた葉っぱ。


あれは保存していたら良いにおいがしてきた。


お茶っ葉だったのか?アロマ的な何かなのか

わからないがひとまず保管中。


そして新メンバーのフーシェ。


レガ君の話だと、私が作ったペットボトル風車

を依り代にしている風の精霊らしい。


ずいぶん安っぽい依り代だと思わないでもないが

フーシェは気に入っているご様子。


先ほど話した通り四足歩行を実現した

スラ子の頭に風車をつけてよく空間内を

スラ子と一緒に走り回っている。


もしあれを何も知らない人が、

いや、お嬢が見たとしても騒動は

免れないだろう。


スラ子討伐クエストが発注されないよう

注意しておく。


そしてそんなスラ子とフーシェを見ながら

私は土いじり。


当初召還されたときに思い描いた

冒険の日々とは全く違う。


段ボール群から発見した麦わら帽子の似合う

人型モヤ幽霊としての地位を築いている。


はぁ・・・。


冒険したいなぁ・・・。



そんな時間を過ごしていると

お嬢とコリンナちゃん、

そしてクラスの数名がこちらにやってくる。


何やらコリンナちゃんが昨日の

私とのやり取りをみんなに話たらしく、

興味が出たメンバーがやってきたらしい。



「本当にコイツ計算出来るの?」



みんな疑ってかかる。


彼等にしてみれば私は犬猫と同じ

ぐらいにしか認識していな。


そこでみんなの問題に筆談で答えていく。


盛り上がる子供達。


鼻高々のお嬢とコリンナちゃん。


ドヤ顔のヤドカリ。


そんな構図が出来上がっている。



「っは!どうせリサ君が何かしら指示を

出しているだけだろう?!」



一人突っかかってくる金髪オールバック。



「っは?そんな事する訳ないでしょ?」



険悪な雰囲気になってしまう。


そこで私はこの間見つけたあれを取り出した。


『ち〜え〜の〜わ〜』


そんな効果音をつけたくなるポージングで。


そう、なんか段ボールの中に入っていた。


数種類あったんだが、気がついたらレガ君に

半分ほど食べられてしまっていた。


これはそんな無事な一個。


私の取り出した金属にみんな興味津々。


しっかり二つの金属がつながっているの

みんなに見せてから。



(がちゃ)



輪っかを外してみせる。



「「!!!」」



一同ちょっとびっくり。



(がちゃ)



外した知恵の輪を元のつながった

知恵の輪に戻して見せる。



「「!!!!!!」」



一同かなりびっくり。


そして驚いているオールバック君に

知恵の輪を渡してみせる。


触って確かめているようだが、

どうなっているのか分からないご様子。



っふっふっふ!


勝った!


正直解き方を知っているだけなんだけどね。


私をもてはやす子供達。


来た。私ブーム来た!!!


ちょっとうかれてしまっていると。



「っは!多少頭が回るからと言って

有能な使い魔というわけではないだろう!!!」



ちょっと切れ気味のご様子。



「あら?あなたの使い魔にこんな事

出来ないからって負け惜しみかしら?」



愉悦に浸るお嬢。


お嬢?私ね?


その煽るパターンまずい気がすると思うんだ?



「違うな。使い魔に求められるのは

そんな知性ではないと言っているだけだ。

任務遂行能力、それがあってこその使い魔だ。」


「カニ太郎は何だって出来るわよ!」


「ではどの程度か見せていただこうか?」


知恵の輪を元に戻す表記が抜けていたため改稿


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