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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
40/161

4-4

前回までは盛り上がりに欠ける内容で申し訳なかった。

ただ今後につながる大事な状況説明のため申し訳ない。

もうちょっと上手く書けるようになりたいです。

いろいろと編入に際して慌ただしくなって

しまったがフリッツお兄さんのおかげで

お嬢の編入が決まった。


別に編入時期は決まっていなかったのだが、

ヴォルフさんに挨拶しにいく予定も

お兄さんに会いに行く予定も

なくなってしまったので即日編入となった。


何よりもお嬢が早く学校生活を送りたくて

うずうずしているのだ。


柄にもなくウキウキしているお嬢。


めっちゃ可愛いです!



まぁはしゃぐ気持ちもわからないでもない、

お爺さんからもその辺りの事情は聞いていた。


小さい頃に両親を戦争でなくしたお嬢。


お爺さんに引き取られるも

お爺さんがお嬢の為にがんばり過ぎたため

あの監視塔に左遷されてしまい

お嬢は今まで年の近い子と縁がなかった。


冒険者として活動を始めても

一番年の近かったのがあの金髪のチャラ男

ラウル君ぐらいだったらしい。


それなら同い年の子達が通う学校生活に

期待をしてしまうのも無理はない。



正式な寮に案内され明日の準備をするお嬢。


私は寮内へは大きさ的にも入れないので

お嬢の部屋の窓外でぐったりしている。


『何もするな』と言う命令がこれほどまでに

つらいものだとは。


かといって宿殻内でみんなと過ごしていると

いざというときに対応出来なくなってしまう。


お嬢はちゃんと私が守ってみせる!


別にフリッツお兄さんに対抗している訳じゃ

ないんだからね!!!




そうして翌朝、ついにお嬢が学校デビュー。


私はお嬢が編入するクラスの窓の外に

待機している。



・・・。



嫌な予感がしてきた。


私もしかしてこの学校にいる間

私はずっと窓の外待機?


何だろこのアウェー感。


この押し寄せてくる孤独。



・・・あ。



教室の窓際の子供と目が合った。


おい、物を投げるな。


ヤドカリだって生きているんだ!


やめて、つつかないで!




そうこうしていると先生とお嬢が入ってくる。



「みんなー。席について。」


先生が声をかける。


ほら、少年!前向け前!


みんなお嬢を見てそわそわしている。


特に男子。


お嬢の美少女っぷりに興奮している。


これぞまさに青春だよね!



「今日からこのクラスに編入する事になった、

『リサ・ベルクヴァイン』さんよ。

みんな仲良くしてあげてね!」


「今日から皆さんと一緒に

勉強させていただく事になりました。

『リサ・ベルクヴァイン』です。

リサって呼んでくださいね。」



微笑みながらそういうお嬢。


いつもの張りつめた怖さや

年齢にそぐわない威厳を感じさせない

年相応の女の子がいる!!!


お嬢!ちゃんと女の子出来るんですね!!!



「あと、窓の外にいる『岩ヤドカリ』は

私の使い魔で『カニ太郎』って言います。

仲良くしてあげてください。」



教室の子供達と目が合う。


オッス!オラ、カニ太郎。


小粋な手振りで挨拶をする私。



一瞬の間を置いて教室に笑いの渦が

巻き起こる。



「岩ヤドカリ!そんなの使い魔にする奴が

いるとかマジですか!?」


「カ!二!タ!ロ!ウ!!!

どんな名前のセンスだし!」



とそんな感想が飛び交う。


おい!お前ら!


命が惜しければ大人になるんだ・・・。


頼む!


目が据わってきているお嬢に気がついてくれ。



「はい!!!みんな!!!

静かにして!!!!!!」



先生が声を張り上げて騒ぎを鎮める。


さすが、これはプロの仕事だ!



「リサさん。とりあえず席は一番後ろの

あの空いている席に座ってね。」


「はい。」



先生に促されて気を取り直したお嬢。


スタスタと歩いて後ろの席につく。


・・・お?


もうとなりの女の子と親し気に話ている。


どうやらこのまま問題なく過ごせそうだ。


次回よりお嬢とカニ太郎の楽しい学園生活が始まる?

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