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異世界ヤドカリ物語  作者: 村吏
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3-6

閲覧ありがとうございます。

良ければお楽しみください。


王都からそれなりに離れた森の中

とてもひんやりする地面に顔をめり込ませている私。


別に地面に顔を埋めると興奮するという訳ではない。


着地に失敗したのだ。


いや、『飛んでいた』という訳ではなく

『飛ばされていた』のだからあたりまだ。


そして動かないのは考え事をしているからだ。


この状況、どうやって解決したらいいのか?


今回の原因は漬け物。


これが異様に人気が出てしまったことにある。


普通に作った物ならレシピを公開してしまえば

こちらが対応する必要はなくなる。


だが、あの漬け物は元の世界の調味料をスラ子が

覚え独自調合したものだ。


レシピもへったくれもない。


大量生産するにしても宿殻空間の生産

ペースが市場の需要を満たせる気がしない。


実はあの漬け物危ない物なんです・・・!


とか言ったら訴えられそう。


と、なると商業ギルドに頼るしかないのか・・・。


少数供給の人気商品の商業取引仲介

しかももめ事が起きてからとなると

いくら手数料が発生することやら。


だが、これが一番状況が落ち着くはず。


となれば商業ギルドへ乗り込むことが第一目標か。


よし!


やることが決まったので顔を土から出す。


うわー。


スラ子が頭の風車から巻き起こる風で

空中を回転しながら移動している。


あれはいったいなんなんだろう?


私が顔を上げたことに気がついたスラ子は

宿殻の上に乗ってくる。


(ピロピロピロリン)


「魔素成形現象体より【特:共生】への

参加意思を感知しました。」


おぉ、ということはこの風は精霊さん的な・・・!


仲間が増えるのは大歓迎!


「【特:共生】の発生を感知しました。」


よし!


これからのこともあるしとりあえず

宿殻空間に集合!





『第二回ちゃぶ台会議』


そう書かれた紙を背に私は立っている。


メンバーはいつもの面々に加え

30センチほどの存在の薄い人?

強いて言うならめっちゃ薄いサランラップの人形?

がスラ子の頭に乗っている。


どうやらこの子が風を起こしていた子らしい。


名前がないのもあれなので『フーシェ』と命名。



そしてこの後商業ギルドに乗り込み仲介依頼を

することを伝える。


しかし相変わらずみんな我を通している。


いや、まずい。


ピリカラが喧嘩を始めた。


どうやら商人達の罵声が相当効いたらしく。


お互いの駄目出しから喧嘩に発展したらしい。



まずい、今回の一件で喧嘩別れとかになったら

関係者として気まずいにもほどがある。



『第二回ちゃぶ台会議改』


そう継ぎ足された紙の前に私は立っている。


「えー、今回はピリカラ達の踊りについて

考えていきたいと思います!」



「「くえぇーーー!」」



気合いの入っている二羽。


周囲との温度差が半端ない。



「えー今回問題になっている踊りについて

皆さんはどう思いますか?」



お嬢も含め人間達にはあの踊りは受けが悪い。


私は『そういう踊りもあるのかー』という感想。


他のメンバーは相変わらずすぎて感想がわからない。


なのでとりあえず駄目と言うことにしておく。


ではどうするか?


新しいのを作るしかないよね?


と言うことで私踊ってみました。


押し入れからまさかのCDプレイヤーや

電池を引っ張りだす。



(ガタッ!)



「あ、レガ君これは食べちゃ駄目だから。」


貴金属によく反応するレガ君。


最近食い意地が増している気がする。


ひとまずそれは置いといて。


スイッチを入れる。



(〜〜〜〜♪)



「「!!!!!!」」



驚愕する一同。


どや!これが科学の力や!!!


そしてその音楽に合わせてネタとして覚えていた

愛と喜び的なのとか夜のファイやー的な

物を披露してみた。



「「くえぇーーー!!!」」



今までにない音楽とリズム、そして

盆踊りとベーリーダンスを足して2で割った

不思議な手のふりと激しい動作とは違う。


シンプルながらも魅せるための間を持たせた特徴に

どうやら2羽は思うところがあったらしい。


部屋を飛び出すと外で振り付けやらななんやらを

始めたご様子。


うむ、あの感じなら大丈夫そう。



その後もせっかくなのでしばしCDの謎ラインナップ

を楽しむこととなった。


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